srvctl disable service

サービスを無効化します。サービス全体を無効化すると、すべてのインスタンスに適用され、各インスタンスが無効化されます。サービス全体がすでに無効化されている場合、サービス全体に対するsrvctl disable service操作はすべてのインスタンスに適用され、それらを無効化して、エラーのみを戻します。したがって、各インスタンスに対してサービス・インジケータを操作する場合、使用できないサービス操作もあります。

構文およびパラメータ

srvctl disable serviceコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl disable service -db db_unique_name -servics "service_name_list" 
   [-instance instance_name | -node node_name]

-instance instance_nameパラメータも-node node_nameパラメータも指定しない場合、すべてのノードのサービスが無効化されます。

表A-44 srvctl disable serviceのパラメータ

パラメータ	説明
-database db_unique_name	データベースの一意の名前。
-service "service_name_list"	サービス名のカンマ区切りリスト、または単一のサービス名
-instance instance_name	サービスを無効化するインスタンスの名前。 注意: このパラメータは、管理者管理データベースに使用します。 このパラメータは、Oracle ClusterwareおよびOracle RACでのみ使用できます。
-node node_name	サービスを無効化するノードの名前。 注意: このパラメータは、ポリシー管理データベースに使用します。 このパラメータは、Oracle ClusterwareおよびOracle RACでのみ使用できます。

例

次の例は、CRMデータベースの2つのサービスをグローバルに無効化します。

$ srvctl disable service -db crm -service "crm,marketing"

次の例では、CRM1インスタンスで実行中のCRMデータベースのサービスの1つを無効化します。その結果、データベースでは引き続きサービスを使用可能ですが、インスタンスは1つ減ります。

$ srvctl disable service -db crm -service crm -instance crm1