Oracle RACオプションが無効なOracleホームから実行されるクラスタで、シングル・インスタンス・データベースを作成できます。Oracle RAC非対応のクラスタでOracleホームを作成する場合は、Oracle Databaseソフトウェアのインストール時にOracle Universal Installerの「ノードの選択」ページで「ローカル」および非クラスタを選択できます。単一ノードのクラスタ(およびOracle RAC)のインストールを実行して、後でOracle RACオプションを無効にすることもできます。
次の手順に従って、このタイプのシングル・インスタンス・データベースをOracle RACまたはOracle RAC One Nodeデータベースに変換します。
「DBCAを使用したシングル・インスタンス・データベースのイメージの作成」の説明に従って、DBCAを使用してシングル・インスタンス・データベースの事前構成済イメージを作成します。手動で変換を行う場合は、シングル・インスタンス・データベースを停止します。
ディレクトリを、Oracleホームのrdbms
ディレクトリにあるlib
サブディレクトリに変更します。
次のコマンドを実行して、oracle
バイナリに再度リンクします。
make -f ins_rdbms.mk rac_on make -f ins_rdbms.mk ioracle
「RAC対応のOracleホームからクラスタ上のシングル・インスタンス・データベースが実行されている場合」の手順2を続行します。