すべてのOracle RACインスタンスは、すべてのデータ・ファイルにアクセスできる必要があります。データベースのオープン中にデータ・ファイルのリカバリが必要になった場合は、最初に起動するOracle RACインスタンスがリカバリを実行し、ファイルへのアクセスを検証します。他のインスタンスも、起動時に、データ・ファイルへのアクセスを検証します。同様に、表領域またはデータ・ファイルを追加したり、表領域またはデータ・ファイルをオンライン状態にする場合も、すべてのインスタンスがファイルへのアクセスを検証します。
他のインスタンスがアクセスできないデータ・ファイルをディスクに追加すると、検証に失敗します。インスタンスが同一データ・ファイルの異なるコピーへアクセスした場合も、検証に失敗します。いずれのインスタンスについても検証に失敗した場合は、問題を診断し解決してください。その後、各インスタンスに対してALTER SYSTEM CHECK DATAFILES
文を実行して、データ・ファイルへのアクセスを検証します。