rconfig
ユーティリティを使用してシングル・インスタンス・データベースをOracle RACに変換すると、次の変更が行われます。
変換時に、rconfig
によってターゲットのOracle RACデータベースがアーカイブ・ログ・モードに設定され、データベースのアーカイブが有効になります。アーカイブ・ログ領域を使用しない場合は、変換の完了後にアーカイブ・ログを無効にできます。
共有記憶域タイプの値として「CFS」と入力し、シングル・インスタンス・データベース記憶域に対してクラスタ・ファイル・システムを使用している場合は、rconfig
によって、データベース記憶域に対してOracle Managed Filesが使用されるように環境が変換され、データ・ファイルが共有記憶域の場所の下にあるサブディレクトリに配置されます。
変換時に、rconfig
によって、データベース・ファイルが指定した共有の場所に移動され、Oracle Managed Filesを使用して構成されます。
変換されたデータベースでOracle Managed Filesを使用しないようにするには、シングル・インスタンス・データベースのファイルを共有ファイル・システムに配置して、rconfig
でこれらのファイルが移動されないように指定する必要があります。