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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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srvctl start database

クラスタ・データベースとその有効化されたインスタンスおよびデータベース・インスタンスが存在するノードのすべてのリスナーを起動します。起動してはいけないリスナーは無効化できます。

構文およびパラメータ

srvctl start databaseコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl start database -db db_unique_name [-eval] 
  [-startoption start_options] [-stopconcurrency number_of_instances] [-node node_name]  

表A-151 srvctl start databaseのパラメータ

パラメータ 説明
-db db_unique_name

データベースの一意の名前

-eval

このパラメータを使用すると、コマンドがシステムに及ぼす影響を仮定的に評価できます。

-startoption start_options

起動コマンドのオプション(OPENMOUNTまたはNOMOUNTなど)

注意:

  • このコマンド・パラメータは、すべてのデータベース起動オプションをサポートします。

  • 起動オプションに複数の語を指定する場合(read onlyread writeなど)、語をスペースで区切り、二重引用符("")で囲みます。たとえば"read only"とします。

    関連項目: 起動オプションの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

[-startconcurrency number_of_instances]

同時に起動するデータベース・インスタンスの数を指定するか、または空の起動同時実行値の場合は0を指定します。

-node node_name

データベースを起動するノードの名前

注意:

  • このコマンドは、Oracle RAC One Nodeデータベースのみに適用されます。

  • 指定するノードは、管理者管理Oracle RAC One Nodeデータベースの候補リストに含まれているか、またはポリシー管理Oracle RAC One Nodeデータベースのサーバー・プールに含まれている必要があります。

  • データベースが指定したノード以外ですでに実行されている場合、このコマンドはエラーを戻します。

  • ノードを指定しない場合、Oracle Clusterwareはそのポリシー(分散、リソース数、候補ノードの順序)に従ってOracle RAC One Nodeデータベースを起動するノードを選択します。

  • 開始しようとしているOracle RAC One Nodeデータベースのオンライン・データベース再配置がアクティブな場合、両方のインスタンスはすでに実行中であり、コマンドはそれを示すエラー・メッセージを戻します(Oracle RAC One Nodeデータベースの2つのインスタンスが存在するのは、オンライン・データベース再配置時のみです)。

    Oracle RAC One Nodeデータベースのオンライン・データベース再配置が失敗したときに、ノードが指定されていない場合、このコマンドは両方のデータベース・インスタンスを起動しようとします。

    Oracle RAC One Nodeデータベースのオンライン・データベース再配置が失敗したときに、ノードが指定されていた場合、このコマンドは失敗された再配置を強制終了し、そのノードでインスタンスを起動しようとします。

次に、このコマンドの例を示します。

$ srvctl start database -db crm -startoption "read only"