対話モードでDBCAを使用してインスタンスを削除するには、次の手順を実行します。
OCRの現行のバックアップがあることを確認します。
ocrconfig -showbackup
コマンドを実行して、有効なバックアップがあることを確認します。
DBCAを起動します。
削除するインスタンスを保持しているノード以外のノードで、DBCAを起動します。削除するデータベースおよびインスタンスは、この手順の間、起動し、実行し続ける必要があります。
DBCAの「操作」ページで「インスタンス管理」を選択して、「次へ」をクリックします。「インスタンス管理」ページが表示されます。
「インスタンス管理」ページで、「インスタンスの削除」を選択して、「次へ」をクリックします。DBCAによって「クラスタ・データベースのリスト」ページが表示されます。
インスタンスを削除するOracle RACデータベースを選択します。「次へ」をクリックすると、DBCAによって「クラスタ・データベース・インスタンスのリスト」ページが表示されます。「クラスタ・データベース・インスタンスのリスト」ページには、選択したOracle RACデータベースに関連付けられたインスタンスと各インスタンスのステータスが表示されます。
「クラスタ・データベースのリスト」ページで、次のように、インスタンスを削除するOracle RACデータベースを選択します。
この「クラスタ・データベース・インスタンスのリスト」ページには、DBCAによって選択したOracle RACデータベースに関連付けられたインスタンスと各インスタンスのステータスが表示されます。インスタンスを削除するクラスタ・データベースを選択します。「終了」をクリックします。
「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、インスタンスの削除を続行します。
次の「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、インスタンスおよび関連するOptimal Flexible Architecture(OFA)ディレクトリ構造を削除します。
DBCAがインスタンスを削除していることを示す進捗ダイアログ・ボックスが表示されます。この操作の中で、DBCAはインスタンスとそのインスタンスのOracle Net構成を削除します。
DBCAを終了する場合は「いいえ」を、別の操作を実行する場合は「はい」をクリックします。「はい」をクリックすると、DBCAによって「操作」ページが表示されます。
既存インスタンスからSQL*Plusを使用してV$LOG
ビューを問い合せ、削除したインスタンスのREDOスレッドが削除されていることを確認します。REDOスレッドが無効になっていない場合は、スレッドを無効にします。次に例を示します。
SQL> ALTER DATABASE DISABLE THREAD 2;
次のコマンドを実行して、OCRからインスタンスが削除されていることを確認します(db_unique_name
はデータベース名です)。
srvctl config database -db db_unique_name
複数のノードを削除する場合は、この手順を繰り返し、削除するすべてのノードからインスタンスを削除します。