Oracle RAC Databaseには、DB_UNIQUE_NAME
が設定されている場合はこれにより識別され、設定されていない場合はDB_NAME
またはPDB_NAME
で識別されるOracle Databaseサービスが含まれます。このデフォルトのサービスは、Oracle RAC環境のすべてのインスタンスで常に使用可能です(制限モードのインスタンスを除く)。このサービスまたはサービスのプロパティは、変更できません。また、データベースでは、次の2つの内部サービスがサポートされています。
SYS$BACKGROUND
(バックグラウンド・プロセスのみで使用されるサービス)
SYS$USERS
(どのアプリケーション・サービスとも関連付けられていないユーザー・セッションのデフォルト・サービス)
これらのサービスはすべて、内部管理に使用されます。計画済停止やOracle Data Guardへのフェイルオーバーを実行するためにこれらの内部サービスを停止したり無効にすることはできません。これらのサービスをクライアント接続に使用しないでください。
注意:
明示的に管理できるのは、自分が作成するサービスにかぎられます。データベースの機能によって内部サービスが作成される場合、そのサービスはこの章の情報を使用して管理できません。