srvctl enable service

Oracle Clusterwareのサービスを有効化します。サービス全体の有効化は、各インスタンスでサービスを有効化することによって、すべてのインスタンスに対してサービスを有効化することになります。サービス全体がすでに有効化されている場合、srvctl enable service操作はすべてのインスタンスには適用されないため、インスタンスは有効化されません。この操作は、エラーを戻します。したがって、各インスタンスに対してサービス・インジケータを操作する場合、使用できないサービス操作もあります。

構文およびパラメータ

srvctl enable serviceコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl enable service -db db_unique_name -service "service_name_list"
     [-instance instance_name | -node node_name]

表A-62 srvctl enable serviceのパラメータ

パラメータ	説明
-db db_unique_name	データベースの一意の名前
-service "service_name_list"	サービス名のカンマ区切りリスト
-instance instance_name	サービスを実行するデータベース・インスタンスの名前 このパラメータは、管理者管理データベースに使用します。 注意: このパラメータは、Oracle ClusterwareおよびOracle RACでのみ使用できます。
-node node_name	サービスを実行するノードの名前 このパラメータは、ポリシー管理データベースに使用します。 注意: このパラメータは、Oracle ClusterwareおよびOracle RACでのみ使用できます。

例

次の例は、サービスをグローバルに有効化します。

$ srvctl enable service -db crm -service crm

次の例は、優先インスタンスを使用するサービスを有効化します。

$srvctl enable service -db crm -service crm -instance crm1