Oracle RACに対して特別なチューニングは必要ありません。Oracle RACは特別な構成変更がなくてもスケーラビリティが向上します。アプリケーションが非クラスタOracle RACデータベースで正常に動作する場合は、Oracle RAC環境でも正常に動作します。非クラスタOracle Databaseで実行する多くのチューニング・タスクによって、Oracle RACデータベースのパフォーマンスも向上できます。これは、より多くのCPUをまたいだスケーラビリティが必要な環境にとって特に当てはまることです。
Oracle RAC固有のパフォーマンス機能には、次のものがあります。
必要に応じて、キャッシュ・フュージョン・リソースが動的に割り当てられます。
リソースを動的にマスター化すると、リソースをデータ・ブロックに対してローカルなままに保持できるため、パフォーマンスが向上します。
キャッシュ・フュージョン用にパラメータをチューニングする必要はありません。
アプリケーション・レベルのチューニングは必要ありません。
既存のアプリケーションに対してほとんど影響を及ぼすことなく、ボトムアップ・チューニングを実行できます。
詳細なパフォーマンス統計
Oracle RACパフォーマンスを監視するために様々なビューを使用できます。
Oracle Enterprise ManagerのOracle RAC固有のパフォーマンス・ビュー