この手順では、クラスタから削除するノードからOracle RACソフトウェアを削除し、残りのノードのインベントリを更新します。
削除するノードのOracle RACホームにリスナーが存在する場合、Oracle RACソフトウェアを削除する前にリスナーを無効にして停止する必要があります。リスナーの名前および削除するノード名前を指定して、次のコマンドをクラスタ内の任意のノードで実行します。
$ srvctl disable listener -l listener_name -n name_of_node_to_delete $ srvctl stop listener -l listener_name -n name_of_node_to_delete
削除するノードの$ORACLE_HOME/oui/bin
から次のコマンドを実行して、そのノードのインベントリを更新します。
$ ./runInstaller -updateNodeList ORACLE_HOME=Oracle_home_location "CLUSTER_NODES={name_of_node_to_delete}" -local
注意:
共有Oracle RACホームがある場合、前述のコマンドに-cfs
オプションを追加し、クラスタ・ファイル・システムの場所への完全なパスを指定します。
Oracle_home
\deinstall
ディレクトリから次のコマンドを実行することによって、削除するノードからOracleホームをアンインストールします(Oracleホームが共有されていない場合のみ)。
deinstall -local
注意:
Oracleホームが共有されている場合、共有ソフトウェアを削除してしまうため、このコマンドは実行できません。そのかわり、次の手順に進みます。
クラスタ内の残りのノードのいずれかの$ORACLE_HOME/oui/bin
ディレクトリから次のコマンドを実行して、これらのノードのインベントリを更新します。コマンドには、残りのノード名のカンマ区切りリストおよびローカル・ノードの名前を指定します。
$ ./runInstaller -updateNodeList ORACLE_HOME=Oracle_home_location "CLUSTER_NODES={remaining_node_list}" LOCAL_NODE=local_node_name
注意:
すべてのノードに、Oracle Flex Clusterにインストールされたデータベース・ソフトウェアが含まれていないので、remaining_node_list
にはインストールされたデータベース・ソフトウェア・ホームを含むノードのみがリストされるはずです。
共有Oracle RACホームがある場合、この手順のコマンド例に-cfs
オプションを追加し、クラスタ・ファイル・システムの場所への完全パスを指定します。