プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

Oracle RACでの単一ノード障害

Oracle RACでのインスタンス・リカバリでは、障害が発生したインスタンス上で実行していたアプリケーションのリカバリは実行されません。Oracle Clusterwareがインスタンスを自動的に再起動します。

障害発生前にノードで実行中のアプリケーションは、障害の認識とリカバリの機能を使用して実行を継続します。これによって、ハードウェアまたはソフトウェアに障害が発生しても、一貫性のある連続的なサービスが提供されます。あるインスタンスが別のインスタンスのリカバリを実行する場合、障害が発生しなかったインスタンスは、障害が発生しているインスタンスによって生成されたオンラインREDOログ・エントリを読み取り、その情報を使用して、コミットされたすべてのトランザクションがデータベースに記録されるようにします。したがって、コミットされたトランザクションのデータが失われることはありません。 リカバリを実行中のインスタンスは、障害発生時にアクティブだったトランザクションをロールバックし、それらのトランザクションによって使用されたリソースを解放します

注意:

すべてのオンラインREDOログは、インスタンスのリカバリのためにアクセスできる必要があります。オンラインREDOログをミラー化することをお薦めします。