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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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2.2 テスト・システムの設定

本番システムでSQLチューニング・セットにSQLワークロードを取得したら、ワークロードを取得したデータベースと同じデータベースまたは異なるデータベースでSQLパフォーマンス・アナライザの分析を実行できます。分析ではリソースが多く消費されるため、本番データベースでワークロードを取得して、分析を実行できる別のテスト・データベースに転送することをお薦めします。これを行うには、SQLチューニング・セットを本番システムからエクスポートし、システム変更をテストする別のシステムにインポートします。

テスト・データベースを作成する方法はいくつもあります。たとえば、Recovery Manager(RMAN)のDUPLICATEコマンド、Oracle Data Pumpまたはトランスポータブル表領域を使用できます。RMANではテスト・データベースを既存のバックアップまたはアクティブな本番データ・ファイルから作成できるため、RMANを使用することをお薦めします。本番データベースとテスト・データベースは、同じホストまたは異なるホストのいずれにも存在できます。

可能なかぎり本番システムのデータベース環境と一致するようにテスト・データベース環境を構成する必要があります。これによって、システム変更がSQLパフォーマンスに与える影響をSQLパフォーマンス・アナライザでより正確に予測できるようになります。

テスト・システムを適切に構成したら、SQLチューニング・セットを本番システムからステージング表にエクスポートし、次にステージング表からテスト・システムにインポートします。

関連項目:

  • RMANを使用したデータベースの複製については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Enterprise Managerを使用したSQLチューニング・セットの転送については、『Oracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

  • APIを使用したSQLチューニング・セットの転送の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。