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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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10.13.1 ワークロード取得フィルタの定義

この項では、ワークロード取得フィルタを追加および削除する方法について説明します。ワークロード取得に対するワークロード・フィルタの使用については、「ワークロード取得でのフィルタの使用」を参照してください。

ワークロード取得にフィルタを追加するには、次の手順に従います。

  • ADD_FILTERプロシージャを使用します。

    BEGIN
      DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.ADD_FILTER (
                               fname => 'user_ichan',
                               fattribute => 'USER',
                               fvalue => 'ICHAN');
    END;
    /
    

    この例では、ADD_FILTERプロシージャは、user_ichanというフィルタを追加します。このフィルタは、ユーザー名ICHANに属するすべてのセッションを除外するために使用できます。

    この例のADD_FILTERプロシージャでは、次のパラメータを使用します。

    • fname: 追加するフィルタの名前を指定する必須パラメータ。

    • fattribute: フィルタを適用する属性を指定する必須パラメータ。有効値は、PROGRAM、MODULE、ACTION、SERVICE、INSTANCE_NUMBERおよびUSERです。

    • fvalue: フィルタを適用する属性に対応する値を指定する必須パラメータ。一部の属性(モジュールやアクションなど)では、%などのワイルドカードを使用できます。

ワークロード取得からフィルタを削除するには、次の手順に従います。

  • DELETE_FILTERプロシージャを使用します。

    BEGIN
      DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.DELETE_FILTER (fname => 'user_ichan');
    END;
    /
    

    この例では、DELETE_FILTERプロシージャは、ワークロードの取得からuser_ichanというフィルタを削除します。

    この例のDELETE_FILTERプロシージャは、必須パラメータfnameを使用します。このパラメータは、削除するフィルタの名前を指定します。DELETE_FILTERプロシージャは、完了した取得に属するフィルタは削除せず、まだ開始されていない取得のフィルタのみに適用されます。