この項では、ワークロード取得フィルタを追加および削除する方法について説明します。ワークロード取得に対するワークロード・フィルタの使用については、「ワークロード取得でのフィルタの使用」を参照してください。
ワークロード取得にフィルタを追加するには、次の手順に従います。
BEGIN
DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.ADD_FILTER (
fname => 'user_ichan',
fattribute => 'USER',
fvalue => 'ICHAN');
END;
/
この例では、ADD_FILTERプロシージャは、user_ichanというフィルタを追加します。このフィルタは、ユーザー名ICHANに属するすべてのセッションを除外するために使用できます。
この例のADD_FILTERプロシージャでは、次のパラメータを使用します。
fname: 追加するフィルタの名前を指定する必須パラメータ。
fattribute: フィルタを適用する属性を指定する必須パラメータ。有効値は、PROGRAM、MODULE、ACTION、SERVICE、INSTANCE_NUMBERおよびUSERです。
fvalue: フィルタを適用する属性に対応する値を指定する必須パラメータ。一部の属性(モジュールやアクションなど)では、%などのワイルドカードを使用できます。
ワークロード取得からフィルタを削除するには、次の手順に従います。
BEGIN DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.DELETE_FILTER (fname => 'user_ichan'); END; /
この例では、DELETE_FILTERプロシージャは、ワークロードの取得からuser_ichanというフィルタを削除します。
この例のDELETE_FILTERプロシージャは、必須パラメータfnameを使用します。このパラメータは、削除するフィルタの名前を指定します。DELETE_FILTERプロシージャは、完了した取得に属するフィルタは削除せず、まだ開始されていない取得のフィルタのみに適用されます。