取得したワークロードに、データベース・リンクや外部表などの外部システムへの参照が含まれている場合があります。通常、このような外部との対話は、リプレイ時に他の本番システムに影響が及ばないように再構成する必要があります。ワークロードのリプレイ前に解決する必要がある外部参照は、次のとおりです。
データベース・リンク
通常、リプレイ・システムが他のデータベースと相互作用するのは好ましくありません。したがって、リプレイに必要なデータが含まれている適切なデータベースを指すように、すべてのデータベース・リンクを再構成する必要があります。
外部表
外部表によって参照されるディレクトリ・オブジェクトを試用して指定されたすべての外部ファイルは、リプレイ時にデータベースに対して使用可能である必要があります。これらのファイルのコンテンツは、取得時と同一である必要があり、外部表の定義に使用されるファイル名およびディレクトリ・オブジェクトも有効である必要があります。
ディレクトリ・オブジェクト
本番システムのディレクトリへの参照は、データベースのリストア後にリプレイ・システムに存在するディレクトリ・オブジェクトを適切に再定義することによって再構成する必要があります。
URL
ワークロードの取得時にアクセスしたWebサービスがリプレイ時に適切なURLを指すように、データベースに格納されているURL/URIを構成する必要があります。ワークロードが本番システムに格納されているURLを参照する場合、リプレイ時にそのテスト・システム・ネットワークを切り離す必要があります。
電子メール
リプレイ時に電子メール通知が再送信されないようにするには、送信電子メールのリクエストを無視するように、リプレイ・システムにアクセス可能な電子メール・サーバーを構成する必要があります。
ヒント:
リプレイ時に他の本番システムに影響が及ばないようにするために、リプレイは、本番環境のホストにアクセスできない切り離されたプライベート・ネットワーク内で実行することをお薦めします。