サブセットが定義、分析および検証された後、サブセット操作を実行してソース・データのサブセット・バージョンを作成できます。
この手順は、次の条件を前提としています。
データベースのサブセット作成に必要なルールが含まれるサブセット定義がすでに存在しています。
ソースからデータを抽出し、ターゲット・データベースのサブセット・バージョンを作成するのに必要な権限があります。サブセット技術に応じて、様々なレベルのファイルまたはデータベース権限を作成できます。次の権限が必要となります。
Enterprise Manager Cloud ControlユーザーのEM_ALL_OPERATOR
データベース・ユーザーのSELECT_CATALOG_ROLE
データベース・ユーザーのSELECT ANY DICTIONARY
権限
ターゲット・データベース・ユーザーのデータベースのDBA権限
また、インプレース削除操作を実行するには、DBAユーザーは、EXECUTE_ANY_TYPE
権限が付与されている必要があります。
ターゲット・データベースのサブセット・バージョンを作成するには:
サブセット定義を選択し、これをソース・データベースに関連付けることにより、サブセット操作を作成します。
ソース・データベースに対してサブセット定義が検証され、スキーマの差異にフラグが設定されます。このアソシエーションは、アプリケーション開発者が作成した元のアソシエーションとは異なる可能性があります。
定義を編集し、定義されているスキーマをテスト・スキーマに再マップします。
データベースに接続するよう求められ、このデータベースは、サブセット定義に関連付けられます。これにより、ベンダーによって指定されたスキーマ名をデータベース内の実際のスキーマ名に再マップすることもできるようになります。
様々なサブセット作成技術の1つを選択します。
データ・ポンプ・ダンプ・ファイルとそれに続くデータ・ポンプ・インポート
インプレース削除(ルール条件に一致しない指定したデータベースの行が削除される)
移動中のサブセット作成またはリフレッシュ
適切なレスポンス・ファイル(SQLスクリプト、データ・ポンプ・スクリプトまたはOSスクリプト)が生成され、操作を続行するのに適した権限についてターゲット・システムが確認され、ターゲットのサイズが見積もられます。
分析を確認した後、サブセット・プロセスを発行します。
Enterprise Managerにより、サブセット・プロセスが実行され、実行の結果がまとめられます。