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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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18.3 ターゲット・データベースのサブセット・バージョンの作成

サブセットが定義、分析および検証された後、サブセット操作を実行してソース・データのサブセット・バージョンを作成できます。

この手順は、次の条件を前提としています。

  • データベースのサブセット作成に必要なルールが含まれるサブセット定義がすでに存在しています。

  • ソースからデータを抽出し、ターゲット・データベースのサブセット・バージョンを作成するのに必要な権限があります。サブセット技術に応じて、様々なレベルのファイルまたはデータベース権限を作成できます。次の権限が必要となります。

    • Enterprise Manager Cloud ControlユーザーのEM_ALL_OPERATOR

    • データベース・ユーザーのSELECT_CATALOG_ROLE

    • データベース・ユーザーのSELECT ANY DICTIONARY権限

    • ターゲット・データベース・ユーザーのデータベースのDBA権限

  • また、インプレース削除操作を実行するには、DBAユーザーは、EXECUTE_ANY_TYPE権限が付与されている必要があります。

ターゲット・データベースのサブセット・バージョンを作成するには:

  1. サブセット定義を選択し、これをソース・データベースに関連付けることにより、サブセット操作を作成します。

    ソース・データベースに対してサブセット定義が検証され、スキーマの差異にフラグが設定されます。このアソシエーションは、アプリケーション開発者が作成した元のアソシエーションとは異なる可能性があります。

  2. 定義を編集し、定義されているスキーマをテスト・スキーマに再マップします。

    データベースに接続するよう求められ、このデータベースは、サブセット定義に関連付けられます。これにより、ベンダーによって指定されたスキーマ名をデータベース内の実際のスキーマ名に再マップすることもできるようになります。

  3. 様々なサブセット作成技術の1つを選択します。

    • データ・ポンプ・ダンプ・ファイルとそれに続くデータ・ポンプ・インポート

    • インプレース削除(ルール条件に一致しない指定したデータベースの行が削除される)

    • 移動中のサブセット作成またはリフレッシュ

    適切なレスポンス・ファイル(SQLスクリプト、データ・ポンプ・スクリプトまたはOSスクリプト)が生成され、操作を続行するのに適した権限についてターゲット・システムが確認され、ターゲットのサイズが見積もられます。

  4. 分析を確認した後、サブセット・プロセスを発行します。

    Enterprise Managerにより、サブセット・プロセスが実行され、実行の結果がまとめられます。