事前処理された取得済ワークロードは、テスト・システムでリプレイできます。ワークロードのリプレイ・フェーズにおいて、Oracle Databaseは、取得したすべての外部クライアント・リクエストを本番システムと同じタイミング、同時実行性およびトランザクション依存性に従って再現し、ワークロードの取得フェーズ中に記録されたアクションをテスト・システム上で実行します。
データベース・リプレイでは、リプレイ・クライアントというクライアント・プログラムを使用して、ワークロードの取得時に記録されたすべての外部クライアント・リクエストを再現します。取得したワークロードによっては、そのワークロードを適切にリプレイするために1つ以上のリプレイ・クライアントが必要です。特定のワークロードに必要なリプレイ・クライアントの数を判定するための測定ツールが提供されています。DMLやSQL問合せを含め、ワークロード全体がリプレイされるため、リプレイ・システムのデータは取得システムのデータとできるかぎり論理的に同じである必要があります。これによって、リプレイの相違が最小限に抑えられ、リプレイの分析の信頼性が向上します。
関連項目:
テスト・システムでの前処理されたワークロードのリプレイ方法の詳細は、「データベース・ワークロードのリプレイ」を参照してください