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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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12.1.8 リプレイ・クライアントの設定

リプレイ・クライアントはマルチスレッド化されたプログラム($ORACLE_HOME/binディレクトリにあるwrcという名の実行可能ファイル)で、スレッドごとに取得済セッションからワークロードを発行します。リプレイが開始される前に、データベースはリプレイ・クライアントの接続を待機します。この時点で、リプレイ・クライアントを設定して起動する必要があり、このリプレイ・クライアントがリプレイ・システムに接続し、ワークロードに取得された内容に基づいてリクエストを送信します。

リプレイ・クライアントを開始する前に、次の項目を確認します。

これらの前提条件を満たしたら、wrc実行可能ファイルを使用してリプレイ・クライアントの設定および起動に進むことができます。wrc実行可能ファイルでは、次の構文を使用します。

wrc [user/password[@server]] MODE=[value] [keyword=[value]]

パラメータuserpassword、およびserverは、リプレイ・データベースへの接続に使用するユーザー名、パスワード、および接続文字列を指定します。パラメータmodeは、wrc実行可能ファイルの実行モードを指定します。使用可能な値はreplay(デフォルト)、calibrate、およびlist_hostsです。パラメータkeywordは、実行に使用するオプションを指定し、これは選択したモードにより異なります。使用可能なキーワードおよび対応する値を表示するには、引数なしでwrc実行可能ファイルを実行します。

次の項では、wrc実行可能ファイルの実行時に選択できるモードについて説明します。