AWRデータは取得システムからエクスポートすると、取得済ワークロードをリプレイするテスト・システムなどの別のシステムにインポートできます。AWRデータをインポートすると、ワークロードの詳細な分析が可能になります。このデータは、2つのワークロードの取得(またはリプレイ)に対して、リプレイの期間比較レポートまたはAWR期間比較レポートを実行する場合には必須です。
AWRデータをインポートするには、次の手順を実行します。
次の例に従って、IMPORT_AWRファンクションを使用します。
CREATE USER capture_awr
SELECT DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.IMPORT_AWR (capture_id => 2,
staging_schema => 'capture_awr')
FROM DUAL;
この例では、取得IDが2のワークロード取得に対応するAWRスナップショットがcapture_awrという名前のステージング・スキーマを使用してインポートされます。
この例のIMPORT_AWRプロシージャでは、次のパラメータを使用します。
必須パラメータcapture_idでは、AWRスナップショットをインポートする取得のIDを指定します。capture_idパラメータの値がDBA_WORKLOAD_CAPTURESビューのID列に表示されます。
必須パラメータstaging_schemaでは、SYS AWRスキーマにAWRスナップショットをインポートする間に、ステージング領域として使用できる現在のデータベースの有効なスキーマ名を指定します。
注意:
staging_schemaパラメータで指定したスキーマにAWR表と同じ名前の表が含まれる場合、このファンクションは失敗します。
関連項目:
DBA_WORKLOAD_CAPTURESビューの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。