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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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6.2.7 SQLパフォーマンス・アナライザのビューの使用

次のビューを問い合せて、SQLパフォーマンス・アナライザを監視し、分析結果を表示することができます。

注意:

これらのビューで参照可能な情報は、SQLパフォーマンス・アナライザ・レポートにも含まれています。かわりに、SQLパフォーマンス・アナライザ・レポートを使用して分析結果を表示することをお薦めします。結果のより詳細な分析を実行する場合にのみ、これらのビューを使用することを検討してください。

  • DBA_ADVISOR_TASKSおよびUSER_ADVISOR_TASKSビューには、作成されたSQLパフォーマンス・アナライザのタスクに関する記述情報が表示されます。

  • DBA_ADVISOR_EXECUTIONSおよびUSER_ADVISOR_EXECUTIONSビューには、タスク実行に関する情報が表示されます。SQLパフォーマンス・アナライザでは、3つ以上の実行が作成され、SQLワークロードに対するデータベース変更によって発生するSQLパフォーマンスへの影響が分析されます。最初の実行では、変更前バージョンのパフォーマンス・データが収集されます。2番目の実行では、変更後バージョンのパフォーマンス・データが収集されます。3番目の実行では、比較分析が実行されます。

  • DBA_ADVISOR_FINDINGSおよびUSER_ADVISOR_FINDINGSビューには、SQLパフォーマンス・アナライザの結果が表示されます。SQLパフォーマンス・アナライザでは、次のタイプの結果が生成されます。

    • 問題(パフォーマンスの低下など)

    • 兆候(実行計画の構造が変化した場合など)

    • エラー(オブジェクトまたはビューが存在しない場合など)

    • 情報メッセージ(変更前バージョンの実行計画の構造がSQLチューニング・セットに格納されているものと異なる場合など)

  • DBA_ADVISOR_SQLPLANSおよびUSER_ADVISOR_SQLPLANSビューには、すべての実行計画のリストが表示されます。

  • DBA_ADVISOR_SQLSTATSおよびUSER_ADVISOR_SQLSTATSビューには、すべてのSQLコンパイルおよび実行統計のリストが表示されます。

  • V$ADVISOR_PROGRESSビューには、SQLパフォーマンス・アナライザの操作の進行状況が表示されます。このビューを使用して、完了しているSQL文の数およびSQL試行で実行待機中のSQL文の数を監視します。SOFAR列は、これまでに処理されたSQL文の数を示し、TOTAL WORK列は、タスクの実行によって処理されるSQL文の合計を示します。

DBAビューにアクセスするには、SELECT_CATALOG_ROLEロールが必要です。

関連項目:

  • DBA_ADVISOR_TASKSDBA_ADVISOR_EXECUTIONSおよびDBA_ADVISOR_SQLPLANSビューについては、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。