次のビューを問い合せて、SQLパフォーマンス・アナライザを監視し、分析結果を表示することができます。
注意:
これらのビューで参照可能な情報は、SQLパフォーマンス・アナライザ・レポートにも含まれています。かわりに、SQLパフォーマンス・アナライザ・レポートを使用して分析結果を表示することをお薦めします。結果のより詳細な分析を実行する場合にのみ、これらのビューを使用することを検討してください。
DBA_ADVISOR_TASKS
およびUSER_ADVISOR_TASKS
ビューには、作成されたSQLパフォーマンス・アナライザのタスクに関する記述情報が表示されます。
DBA_ADVISOR_EXECUTIONS
およびUSER_ADVISOR_EXECUTIONS
ビューには、タスク実行に関する情報が表示されます。SQLパフォーマンス・アナライザでは、3つ以上の実行が作成され、SQLワークロードに対するデータベース変更によって発生するSQLパフォーマンスへの影響が分析されます。最初の実行では、変更前バージョンのパフォーマンス・データが収集されます。2番目の実行では、変更後バージョンのパフォーマンス・データが収集されます。3番目の実行では、比較分析が実行されます。
DBA_ADVISOR_FINDINGS
およびUSER_ADVISOR_FINDINGS
ビューには、SQLパフォーマンス・アナライザの結果が表示されます。SQLパフォーマンス・アナライザでは、次のタイプの結果が生成されます。
問題(パフォーマンスの低下など)
兆候(実行計画の構造が変化した場合など)
エラー(オブジェクトまたはビューが存在しない場合など)
情報メッセージ(変更前バージョンの実行計画の構造がSQLチューニング・セットに格納されているものと異なる場合など)
DBA_ADVISOR_SQLPLANS
およびUSER_ADVISOR_SQLPLANS
ビューには、すべての実行計画のリストが表示されます。
DBA_ADVISOR_SQLSTATS
およびUSER_ADVISOR_SQLSTATS
ビューには、すべてのSQLコンパイルおよび実行統計のリストが表示されます。
V$ADVISOR_PROGRESS
ビューには、SQLパフォーマンス・アナライザの操作の進行状況が表示されます。このビューを使用して、完了しているSQL文の数およびSQL試行で実行待機中のSQL文の数を監視します。SOFAR
列は、これまでに処理されたSQL文の数を示し、TOTAL WORK
列は、タスクの実行によって処理されるSQL文の合計を示します。
DBAビューにアクセスするには、SELECT_CATALOG_ROLE
ロールが必要です。
関連項目:
DBA_ADVISOR_TASKS
、DBA_ADVISOR_EXECUTIONS
およびDBA_ADVISOR_SQLPLANS
ビューについては、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。