プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

6.1.1 Oracle Enterprise Managerを使用したSQLパフォーマンスの分析

この項では、Oracle Enterprise Managerを使用してシステム変更の前後にSQLパフォーマンスを分析する方法について説明します。

Enterprise Managerを使用してSQLパフォーマンスを分析するには、次の手順を実行します。

  1. 「ガイド付きワークフロー」ページで、「ステップ2とステップ3を比較」の「実行」アイコンをクリックします。

    「SQL試行比較の実行」ページが表示されます。

    この例では、 SQL_TRIAL_1241213421833試行および SQL_TRIAL_1241213881923試行が比較用に選択されています。

  2. デフォルトで示されている試行以外の試行を比較するには、「試行1の名前」リストおよび「試行2の名前」リストで目的の試行を選択します。

    統計試行は実行計画のみをテストする試行とは比較できないことに注意してください。

  3. 「比較メトリック」リストで、比較分析に使用する比較メトリックを選択します。

    • 経過時間

    • CPU時間

    • ユーザーI/O時間

    • バッファ読取り

    • 物理I/O

    • オプティマイザ・コスト

    • I/Oインターコネクト・バイト

    SQL試行で実行計画のみを生成した場合に選択可能な比較メトリックは「オプティマイザ・コスト」のみです。

    複数の比較メトリックを使用して比較分析を実行するには、異なるメトリックを使用してこの手順を繰り返すことによって比較分析を別々に実行します。

  4. 「スケジュール」セクションで、次の手順を実行します。

    1. 「タイムゾーン」リストで、タイムゾーン・コードを選択します。

    2. 「即時」(即時にタスクを開始する場合)または、「後で」(「日付」および「時間」フィールドで指定した時間にタスクを開始するようスケジュールする場合)を選択します。

  5. 「発行」をクリックします。

    比較分析が開始されると、「ガイド付きワークフロー」ページが表示されます。

    比較分析中、この手順のステータス・アイコンは矢印アイコンに変わります。ステータス・アイコンをリフレッシュするには、「リフレッシュ」をクリックします。変更前および変更後の実行から収集したパフォーマンス・データの量によっては、比較分析が完了するまで時間がかかる場合があります。比較分析が完了したら、「ステータス」アイコンがチェック・マークに変わり、次の手順の「実行」アイコンが有効になります。

  6. SQLパフォーマンス・アナライザが変更前と変更後のパフォーマンス・データを分析した後、詳細な分析に使用できるSQLパフォーマンス・アナライザ・レポートを生成します。

    「ガイド付きワークフロー」ページで、「試行比較レポートの表示」の「実行」アイコンをクリックします。

    「SQLパフォーマンス・アナライザのタスク・レポート」ページが表示されます。レポートを確認します。詳細は、「Oracle Enterprise Managerを使用したSQLパフォーマンス・アナライザ・レポートの確認」を参照してください。