ワークロード・リプレイの相違データのロードは、リプレイ・ディレクトリから取得した各リプレイ試行の行をDBA_WORKLOAD_REPLAY_DIVERGENCE
ビューにインポートして、リプレイ試行中の相違のあるコールとエラーに関する情報を表示します。指定したディレクトリ・オブジェクト内の1つのワークロード・リプレイまたはすべてのワークロード・リプレイのいずれの相違データをロードするかを選択できます。
ワークロード・リプレイの相違データをロードするには、次の手順を実行します。
次のパラメータのいずれかを使用して、WORKLOAD_REPLAY
.LOAD_DIVERGENCE
プロシージャをコールします。
replay_id
: 相違データをロードするワークロード・リプレイのIDを指定するパラメータ。このパラメータは、1つのワークロード・リプレイの相違データをロードする場合にのみ使用します。
replay_dir
: ディレクトリ・オブジェクトの名前を指定するパラメータ(値の大/少文字は区別されます)。このパラメータは、指定したディレクトリ・オブジェクト内のすべてのワークロード・リプレイの相違データをロードする場合に使用します。
相違データのロード・ステータスを確認するには、DBA_WORKLOAD_REPLAYS
ビューのDIVERGENCE_LOAD_STATUS
列を問い合せます。
TRUE
の値は、相違データがロードされることを示し、FALSE
の値はロードされないことを示します。
例12-2 1つのワークロード・リプレイの相違データのロード
次の例に、replay_id
の値が12
のワークロード・リプレイの相違データを取得する方法と、相違データがロードされたことを確認する方法を示します。
DECLARE rep_id NUMBER; BEGIN rep_id := DBMS_WORKLOAD_REPLAY.LOAD_DIVERGENCE (replay_id => 12); SELECT divergence_load_status FROM dba_workload_replays WHERE capture_id = rep_id; END; /