指定したディレクトリ・オブジェクト内の1つのワークロード・リプレイまたはすべてのワークロード・リプレイのいずれかの取得データを削除できます。「ワークロード・リプレイに関する情報の取得」で説明されているように、削除された情報は、GET_REPLAY_INFO
ファンクションを使用して取得できます。
または、リプレイ・データをディスクから永続的に削除する選択もできます。これを行うと、削除されたデータは取得できなくなります。
ワークロード・リプレイに関する情報を削除するには、次の手順を実行します。
次のパラメータのいずれかを使用して、DBMS_WORKLOAD_REPLAY
.DELETE_REPLAY_INFO
プロシージャをコールします。
replay_id
: リプレイ情報を削除するワークロード・リプレイのIDを指定するパラメータ。このパラメータは、1つのワークロード・リプレイの情報を削除する場合に使用します。
replay_dir
: ディレクトリ・オブジェクトの名前を指定するパラメータ(値の大/少文字は区別されます)。このパラメータは、指定したディレクトリ・オブジェクト内のすべてのワークロード・リプレイの情報を削除する場合に使用します。
デフォルトでは、ワークロード・リプレイに関する情報を削除しても、そのデータはディスクからは削除されません。
ディスクからリプレイ・データを削除し、削除されたデータを取得できないようにするには、permanent
パラメータの値をTRUE
に設定します(デフォルト値はFALSE
)。
例12-3 ワークロード・リプレイに関する情報の削除
次の例に、ワークロード取得に関する情報と、jul14
という名前のリプレイ・ディレクトリ・オブジェクトのワークロード・リプレイ試行の履歴に関する情報を削除する方法を示します。リプレイ・データはディスクから削除されないため、「ワークロード・リプレイに関する情報の取得」で説明されているように、GET_REPLAY_INFO
ファンクションのコールにより取得できます。
BEGIN DBMS_WORKLOAD_REPLAY.DELETE_REPLAY_INFORMATION (replay_dir => 'jul14'); END; /