テスト・システムのデータベースをアップグレードした後に、パフォーマンスが低下したSQL文をSQLパフォーマンス・アナライザで特定する場合があります。
SQLチューニング・アドバイザまたはSQL計画ベースラインを使用して、パフォーマンスが低下したSQL文をチューニングできます。詳細は、「SQL試行の比較」を参照してください。これには、パフォーマンスが低下したSQL文だけを含むSQLチューニング・セットのサブセットを作成し、このパフォーマンスが低下したSQL文のサブセットをリモート・データベースに転送するためのAPIの使用、およびリモート・データベースでのSQLチューニング・アドバイザの実行が含まれます。
Oracle Enterprise Managerでは、1つ以上のSQL試行を含むSQLパフォーマンス・アナライザを実行した後、パフォーマンスの低下を修正することはできません。詳細は、「APIを使用した、リモートSQL試行からのパフォーマンスが低下したSQL文のチューニング」を参照してください。
Oracle Database 10gリリース2以上のリリースからアップグレードする場合は、将来、既存の実行計画を選択するようにオプティマイザに指示するためのSQL計画ベースラインを作成することもできます。詳細は、「APIを使用したSQL計画ベースラインの作成」を参照してください。