次の手順を使用すると、次の操作を実行できます。
Enterprise Manager Cloud ControlユーザーのEM_ALL_OPERATOR
データベース・ユーザーのSELECT_CATALOG_ROLE
データベース・ユーザーのSelect Any Dictionary権限
注意:
ADMを作成する際、PL/SQLのメタデータのコレクション・パッケージがターゲット・データベースに自動的にデプロイされます。パッケージを自動デプロイするデータベース・ユーザーには、DBA権限が必要です。
アプリケーション・データ・モデルを作成するには:
「アプリケーション・データ・モデル」ページから、テスト環境用のデータベースを作成する方法を示すダイアグラムを表示します。
ダイアグラムで示されているように、最初のステップはADMを作成することです。
ADMを作成します。
「作成」をクリックします。
一般プロパティ情報を求めるポップアップ・ウィンドウが表示されます。
必要な「名前」と「ソース・データベース」を指定します。
「ソース・データベース」からメタデータが抽出されます。
「アプリケーション・スイート」の選択:
「カスタム・アプリケーション・スイート」を選択した場合:
デフォルトでは、ADM作成プロセスでメタデータ収集は有効になっています。
「スキーマごとに1つのアプリケーションの作成」の選択を解除した場合、シェルADMを作成したら、後でそのADMを編集してアプリケーションと表を追加する必要があります。また、デフォルトの設定とは異なり、メタデータ・コレクション・ジョブも発行されません。
「Oracleアプリケーション・スイート」を選択した場合:
Oracle E-Business Suite: APPSユーザー(または同等)にデータベース資格証明を渡し、ADMを作成するジョブを発行します。
Oracle Fusion Applications: FUSIONユーザー(または同等)にデータベース資格証明を渡し、ADMを作成するジョブを発行します。
メタデータ収集に関して次の点について注意してください。
選択したアプリケーション・スイートのメタデータ収集により、ADMにそのスイート内のアプリケーションと表が移入されます。
ADMでは1つ以上のスキーマについてメタデータを収集できます。ADMアプリケーションとは、一般的にはスキーマを示します。選択した各スキーマはADMアプリケーションとなり、特にカスタム・アプリケーションの場合はADMにスキーマの表が入力されます。ただし、Fusion Applicationsなどのように、複数のアプリケーションから1つのスキーマへマッピングされる場合もあります。実際のマッピングには、メタデータのコレクション・ジョブによって検出されたアプリケーションのメタデータによります。
「続行」をクリックします。
「カスタム・アプリケーション・スイート」を選択したと仮定すると、選択可能なリストから組み込むスキーマを選択するための「スキーマ」ポップアップが表示されます。
「続行」をクリックして、スケジュール・パラメータを指定し、「発行」をクリックして、メタデータ・コレクション・ジョブを発行します。
作成したADMがアプリケーション・データ・モデル・ページに表示されます。「最新のジョブ・ステータス」表の列は、メタデータ収集ジョブが実行中であることを示します。モデルはロックされており、この期間中はステータスがジョブ完了になるまで編集できません。
作成したモデルを選択し、「編集」を選択します。
「アプリケーションと表」サブページが表示され、メタデータの収集中に見つかったアプリケーションが示されます。
アプリケーションの表を表示するには、拡張( > )アイコンをクリックします。
アプリケーションを編集するには、アプリケーションを選択して「アクション」メニューを開き、「表をアプリケーションに追加」を選択します。
「表をアプリケーションに追加」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
「表」検索アイコンをクリックします。
アプリケーションに割り当てられていない、選択されているスキーマからのすべての表を表示する「検索および選択」ポップアップが表示されます。
割り当てられていない表を選択し、「OK」をクリックします。
これで、この表の名前が「表をアプリケーションに追加」ポップアップに表示されます。
「表タイプ」を選択したら、「OK」をクリックします。
これで、この表は、「アプリケーションと表」ビューに表示されます。
「参照関係」タブをクリックします。
参照関係には、3つのタイプがあります。
ディクショナリ定義
このタブを開くと、このビューには、主キーおよび外部キー関係によるメタデータ収集によって抽出された参照関係が表示されます。必要に応じて、関係をADMから削除できます。
テンプレートからのインポート
Oracle Fusion ApplicationsやOracle E-Business Suiteなどのエンタープライズ・アプリケーションのベンダーの使用可能なアプリケーション・テンプレートがある場合、ADMホームページの「インポート」アクションを使用して、アプリケーション・ベンダーが提供するテンプレートからADMを作成できます。
ユーザー定義
詳細は、手動での参照関係の追加に関する次の手順を参照してください。
アプリケーション・ビューを選択して開き、山アイコン(>)を使用して親と依存キーの関係を表示するか、「表示」メニューから「すべてを開く」を選択してすべての関係を表示します。
「参照関係」タブから、「アクション」メニューを開き、「参照関係の追加」を選択します。
「参照関係の追加」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
必要な親キーおよび依存キー情報を選択します。
「列名」リストで、親キー列に関連付ける依存キー列を選択します。
「OK」をクリックして、参照関係をADMに追加します。
これで、新規依存列が参照関係リストに表示されます。
機密列を自動で検出または手動で追加:
機密列を自動的に検出する場合:
「機密列」タブから、「アクション」メニューを開き、「機密列検出ジョブの作成」を選択します。
「パラメータ」ポップアップが表示されます。
1以上のアプリケーションおよび1つ以上の機密列のタイプを選択します。
選択した各タイプは、各アプリケーションでそのタイプに一致する列を検索するために使用されます。
「続行」をクリックします。
スケジュール・ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
必要な情報を指定し、ジョブをスケジュールし、終了したら「発行」をクリックします。
「機密列」サブページが表示されます。
「保存して戻る」をクリックし、「アプリケーション・データ・モデル」ページに戻ります。
「最新のジョブ・ステータス」列にジョブが成功したと表示されたら、ADMを選択して「編集」をクリックします。
「機密列」タブを選択し、「検出」、「結果」の順にクリックし、ジョブの結果を表示します。
任意の列の機密列を設定するには、定義する列の行を選択し、「ステータスの設定」メニューを開き、「機密」または「機密ではありません」を選択します。
「OK」をクリックして保存し、「機密列」タブに戻ります。
これで、前のステップで定義した機密列がリストに表示されます。
「保存して戻る」をクリックし、「アプリケーション・データ・モデル」ページに戻ります。
機密列を手動で検出する場合:
機密列のタイプの変更: