SQLパフォーマンス・アナライザでは、変更前と変更後のSQL文のパフォーマンスが比較され、SQL文の実行計画またはパフォーマンスでの変更を特定するレポートが生成されます。
SQLパフォーマンス・アナライザは、SQLワークロード全体の実行時間とワークロード内の個々のSQL文のレスポンス時間について、システム変更による影響を測定します。デフォルトでは、SQLパフォーマンス・アナライザは、比較のメトリックに経過時間を使用します。また、次のSQL実行統計の中から比較のメトリックを選択できます。
CPU時間
ユーザーI/O時間
バッファ読取り
物理I/O
オプティマイザ・コスト
I/Oインターコネクト・バイト
式形式でのこれらメトリックの組合せ
SQL試行で実行計画のみを生成する場合、SQLパフォーマンス・アナライザではSQL実行計画に格納されているオプティマイザ・コストが使用されます。
比較が完了すると、変更前と変更後のSQLパフォーマンスを比較するSQLパフォーマンス・アナライザ・レポートに結果のデータが生成されます。SQLパフォーマンス・アナライザ・レポートは、HTML、テキストまたはアクティブ・レポートとして表示できます。アクティブ・レポートには、インタラクティブなユーザー・インタフェースを使用するきめ細かなレポート機能が用意されており、データベースやOracle Enterprise Managerに接続されていないときでも詳細な分析を実行できます。
関連項目:
パフォーマンス測定値の比較とレポートについては、「SQL試行の比較」を参照してください