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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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12.3 Enterprise Managerを使用したリプレイ・スケジュールおよびパラメータの設定

リプレイ・スケジュール機能では、統合リプレイに含める取得済ワークロードのインスタンスをスケール・アップし、リプレイ内のインスタンスの相対再生スケジューリングを制御できます。各インスタンスのアクティブ・セッション・チャートの配置を更新することで、取得済ワークロード・インスタンスの相対スケジューリングが視覚的に表示されます。

この機能は、Cloud Control Databaseプラグイン12.1.0.5以降のリリースで利用できます。

この機能では、次のタスクを実行できます。

  • 様々な時間間隔で実行できるようにインスタンスをオフセット

    各ワークロード・インスタンスの相対リプレイ開始時間を調整し、取得ワークロードのスケジュール済インスタンスにアクティブ・セッションの平均ピーク時間を配置できます。このワークロード・ピークの配置により、システムの負荷が最大化される可能性があり、その結果、様々なワークロード条件でテスト・システムがどのように反応するかを実験できます。

  • 取得済ワークロードのインスタンスを追加してリプレイ・ワークロードをスケール・アップ

    追加した各インスタンスは、他のインスタンスとは独立してリプレイされます。

    ワークロードの複数のインスタンスを指定してワークロードをスケール・アップすると、デフォルトおよび推奨の構成では、インスタンスのいずれかでDML文がリプレイされます。追加のすべてのインスタンスは文の問合せ(読取り専用)をリプレイするのみです。

    たとえば、ワークロードに従業員データベースへのSQL挿入がある場合、通常は挿入を実行するインスタンスを1つのみにし、それ以外のインスタンスでは、この挿入でデータベースを変更するユーザー・コールを省略します。ただし、「問合せのみリプレイ」チェック・ボックスの選択を解除して、ワークロードのすべての文をリプレイすることで、インスタンスのデフォルト設定をオーバーライドできます。

リプレイ・スケジュールの計画ページにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. 「データベース・リプレイ」ホームページで、「リプレイ・タスク」タブをクリックします。

  2. 複数のワークロードについて既存のリプレイ・タスクの名前をクリックして、「リプレイ・タスク」ページに移動します。

  3. 「作成」をクリックして、新しいリプレイを作成します。

  4. 「リプレイの作成」ポップアップで必要な情報を指定して、「OK」をクリックします。

    「リプレイ」表に新しいリプレイが表示されます。

  5. 「リプレイ」表の新しいリプレイの名前をクリックします。

    「リプレイ」ページにタスク・リストが表示されます。

  6. リプレイ・スケジュールの計画リンクをクリックします。

    リプレイ・スケジュールの計画ページが表示されます。

リプレイをスケール・アップするには、次の手順に従います。

  1. ワークロード・インスタンスの追加ボタンの横のドロップダウンで、インスタンスを追加する取得ワークロードを選択します。

  2. ワークロード・インスタンスの追加をクリックしてインスタンスを追加します。

時間間隔をスケジュールするには、次の手順に従います。

  1. リプレイ遅延列で、最初の取得インスタンスをデフォルト値の0のままにするか、インスタンスの実行が開始されるまでの必要な時間(分)を調整します。

  2. テスト用にパフォーマンス・スパイクをどのように実行するかを表す値をすべて設定するまで、取得インスタンスごとに前述の手順を繰り返します。

ワークロード・ピークを自動配置するには、次の手順に従います。

  1. 自動配置ボタンをクリックします。

問合せのみのインスタンスを指定するには、次の手順に従います。

  1. 問合せのみにするインスタンスごとに、「問合せのみリプレイ」チェック・ボックスを有効にします。

更新済スケジュールを確認するには、次の手順に従います。

  1. 「データベース・リプレイ」ページの「リプレイ・タスク」タブで、スケジュール済リプレイを含む「リプレイ・タスク」リンクをクリックします。

    「リプレイ・タスク」ページが表示されます。

  2. 「リプレイ・タスク」表でスケジュール済のタスクをクリックします。

  3. 「リプレイ」ページの「確認」タブをクリックします。