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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71298-08
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forDbUniqueNameOption

用途

forDbUniqueNameOption副次句を使用すると、Data Guard環境ですべてのデータベースまたは特定のデータベースを指定できます。

使用上の注意

プライマリ・データベースのDBIDは、これに関連付けられているフィジカル・スタンバイ・データベースのDBIDと同じです。リカバリ・カタログ内のデータベースは、DBIDおよびデータベースのDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値によって一意に識別されます。

任意のコマンドにforDbUniqueNameOptionを指定すると、RMANは操作の対象を、DB_UNIQUE_NAMEが指定されたデータベースにのみ関連付けられているオブジェクトに制限します。たとえば、LISTコマンドでこのオプションを使用すると、RMANでは、DB_UNIQUE_NAMEが指定されたデータベースにのみ関連付けられているオブジェクトのみがリストされます。いずれのデータベースにも関連付けられていないオブジェクト(リカバリ・カタログ・ビューのSITE_KEY列がNULL)はリストされません。

セマンティクス

構文要素 説明

FOR DB_UNIQUE_NAME ALL

ターゲット・データベースのDBID(またはSET DBIDコマンドで指定されたDBID)を共有する、リカバリ・カタログのすべてのプライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースを指定します。

FOR DB_UNIQUE_NAME db_unique_name

db_unique_nameが指定された、リカバリ・カタログのプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースを指定します。

例4-19 スタンバイ・データベースに関連付けられた期限切れバックアップのリスト

この例では、リカバリ・カタログに接続し、Data Guard環境にDBIDを設定します。この環境のすべてのプライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースが、同じDBIDを共有します。LISTコマンドは、データベースstandby1に関連付けられたすべての期限切れバックアップをリストします。

RMAN> CONNECT CATALOG rco@catdb;

recovery catalog database Password: password
connected to recovery catalog database

RMAN> SET DBID 3257174182;
RMAN> LIST EXPIRED BACKUP FOR DB_UNIQUE_NAME standby1;