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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.87 V$STREAMS_TRANSACTION

V$STREAMS_TRANSACTIONは、取得プロセスまたは適用プロセスによって処理されているトランザクションに関する情報を示します。このビューは、長時間実行のトランザクションを識別し、各トランザクションで処理されている論理変更レコード(LCR)の数を判別するために使用できます。このビューに表示されるのは、取得されたLCRに関する情報のみです。ユーザーがエンキューしたLCRまたはユーザー・メッセージに関する情報は表示されません。

このビューには、処理中のLCRに関する情報のみが表示されますが、これはそれらのLCRが問合せの時点でStreamsプロセスのルール・セットを満たしていたからです。取得プロセスの場合、このビューには取得プロセスがLCRに変換したトランザクションでの変更に関する情報のみが表示されます。REDOログのアクティブ・トランザクションに関する情報は表示されません。適用プロセスの場合、このビューには適用プロセスがデキューしたLCRに関する情報のみが表示されます。適用プロセスのキューにあるLCRに関する情報は表示されません。

トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがコミットするまで、またはトランザクション全体がロールバックされるまで、このビューに表示されます。

データ型 説明

STREAMS_NAME

VARCHAR2(30)

Streamsプロセス名

STREAMS_TYPE

VARCHAR2(20)

Streamsプロセスのタイプ:

  • CAPTURE

  • APPLY

  • PROPAGATION_SENDER

XIDUSN

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号

XIDSLT

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDのスロット番号

XIDSQN

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDの順序番号

CUMULATIVE_MESSAGE_COUNT

NUMBER

トランザクションで処理されたLCRの数。トランザクションの処理中にStreamsプロセスが再起動した場合、この列にはそのStreamsプロセスが起動してからトランザクションで処理されたLCRの数が表示される。

TOTAL_MESSAGE_COUNT

NUMBER

適用プロセスがトランザクションで処理したLCRの合計数。この列は、取得プロセスでは表示されない。

FIRST_MESSAGE_TIME

DATE

トランザクションで最初に処理されたLCRのタイムスタンプ。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたLCRのタイムスタンプが表示される。

FIRST_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

トランザクション中の最初のメッセージのシステム変更番号(SCN)。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたメッセージのSCNが表示される。

LAST_MESSAGE_TIME

DATE

トランザクションで最後に処理されたLCRのタイムスタンプ

LAST_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

トランザクションで発生した最新のメッセージのSCN

FIRST_MESSAGE_POSITION

RAW(64)

予約済

LAST_MESSAGE_POSITION

RAW(64)

予約済

TRANSACTION_ID

VARCHAR2(128)

トランザクションID

PURPOSE

CHAR(7)

トランザクションを処理しているコンポーネントの目的:

  • Streams: トランザクションは、Oracle Streams構成で処理されている

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID