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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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4.264 DBA_HIST_INTERCONNECT_PINGS

DBA_HIST_INTERCONNECT_PINGSは、インスタンス間のインターコネクト・メッセージ(ラウンドトリップ)について測定された待機時間に関する情報を示します。Oracle Database 11g以上のリリースでは、PINGプロセスにより、インスタンスのペアごとに通信に伴う待機時間が評価されます。

数秒ごとに、1つのインスタンス(INSTANCE_NUMBER値)内のプロセスにより、各インスタンス(TARGET_INSTANCE値)に2つのメッセージが送信されます。メッセージのサイズはそれぞれ500バイトと8KBです。メッセージは、ターゲット・インスタンス上のPINGプロセスにより受信され、ただちに通知されます。ラウンドトリップにかかる時間は測定され収集されます。

データ型 NULL 説明

SNAP_ID

NUMBER

NOT NULL

一意のスナップショットID

DBID

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのデータベースID

INSTANCE_NUMBER

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのインスタンス番号

TARGET_INSTANCE

NUMBER

NOT NULL

ターゲット・インスタンス番号

CNT_500B

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのpingの数。

WAIT_500B

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのメッセージのラウンドトリップ回数の合計。CNT_500Bで割ることで、平均待機時間が算出される。

WAITSQ_500B

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ500バイトのメッセージのラウンドトリップ回数の二乗和(1/1000倍)。CNT_500BおよびWAIT_500Bとともに使用すると、遅延時間の標準偏差を算出できる。

CNT_8K

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのpingの数。

WAIT_8K

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのメッセージのラウンドトリップ回数の合計。CNT_8Kで割ることで、平均待機時間が算出される。

WAITSQ_8K

NUMBER

ソース・インスタンス(INSTANCE_NUMBER)の起動以降に、INSTANCE_NUMBERからTARGET_INSTANCEに送信されたサイズ8KBのメッセージのラウンドトリップ回数の二乗和(1/1000)。CNT_8KおよびWAIT_8Kとともに使用すると、遅延時間の標準偏差を算出できる。

CON_DBID

NUMBER

サンプリングされたセッションのPDBのデータベースID

CON_ID

NUMBER

CON_DBIDで識別されるコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID