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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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4.263 DBA_HIST_INSTANCE_RECOVERY

DBA_HIST_INSTANCE_RECOVERYは、リカバリI/Oを制限するためにユーザーが使用できるメカニズムの監視に関する履歴情報を示します。このビューはV$INSTANCE_RECOVERYのスナップショットを示します。

データ型 NULL 説明

SNAP_ID

NUMBER

NOT NULL

一意のスナップショットID

DBID

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのデータベースID

INSTANCE_NUMBER

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのインスタンス番号

RECOVERY_ESTIMATED_IOS

NUMBER

バッファ・キャッシュ内の使用済バッファ件数。Standard Editionでは、この列は常にNULL。

ACTUAL_REDO_BLKS

NUMBER

リカバリに必要なカレントREDOブロックの実際の数

TARGET_REDO_BLKS

NUMBER

リカバリ用に処理される必要があるカレントREDOブロックのターゲット数。この値は、次に示す3つの列の最小値であり、3つのユーザー定義制限のうち、どれがチェックポイントを支配するかを示す。

LOG_FILE_SIZE_REDO_BLKS

NUMBER

ログ・スイッチがチェックポイント完了前に発生しないことを保証することを必要とするREDOブロックの最大数

LOG_CHKPT_TIMEOUT_REDO_BLKS

NUMBER

LOG_CHECKPOINT_TIMEOUTパラメータを満たすためにリカバリ時に処理する必要があるREDOブロック数。LOG_CHECKPOINT_TIMEOUTパラメータが設定されていない場合、表示される値は無効。

LOG_CHKPT_INTERVAL_REDO_BLKS

NUMBER

LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータを満たすためにリカバリ時に処理される必要があるREDOブロック数。LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータが設定されていない場合、表示される値は無効。

FAST_START_IO_TARGET_REDO_BLKS

NUMBER

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は常にNULL。

TARGET_MTTR

NUMBER

効果的なMTTR(平均リカバリ時間)ターゲット値(秒)。TARGET_MTTR値は、FAST_START_MTTR_TARGETパラメータ(TARGET_MTTR値は内部で使用される)の値を基にして計算され、通常、パラメータ値の近似値。ただし、FAST_START_MTTR_TARGETパラメータ値がきわめて小さい(たとえば、1秒)場合またはきわめて大きい(たとえば、3600秒)場合、計算はシステム制限で指定されるターゲット値を提供する。

この場合、リカバリに予想される時間を示すTARGET_MTTR値は、最短または最長の計算時間。FAST_START_MTTR_TARGETが指定されていない場合、このフィールドの値は現在見積もられているMTTR。

ESTIMATED_MTTR

NUMBER

リカバリに現在見積もられているMTTRは、使用済バッファ数およびログ・ブロック(FAST_START_MTTR_TARGETが指定されていない場合は0)に基づく。この値は、システムが現在実行中の作業に基づき推定されるリカバリ所要時間を示す。

CKPT_BLOCK_WRITES

NUMBER

チェックポイント書込みによって書き込まれるブロック数

OPTIMAL_LOGFILE_SIZE

NUMBER

FAST_START_MTTR_TARGETの現在の設定に基づいて最適と判断されるREDOログ・ファイルのサイズ(MB単位)。すべてのオンラインREDOログが少なくともこの値になるように構成することを推奨。

ESTD_CLUSTER_AVAILABLE_TIME

NUMBER

インスタンスに障害が発生した場合に、クラスタが部分的に使用可能になるまでの見積り時間(秒)。この列は、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)環境でのみ有効。Oracle RAC環境以外の場合、この列の値はNULL。

WRITES_MTTR

NUMBER

FAST_START_MTTR_TARGETパラメータによる書込み数

WRITES_LOGFILE_SIZE

NUMBER

最小サイズのREDOログ・ファイルによる書込み数

WRITES_LOG_CHECKPOINT_SETTINGS

NUMBER

LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータまたはLOG_CHECKPOINT_TIMEOUTパラメータによる書込み数

WRITES_OTHER_SETTINGS

NUMBER

非推奨のFAST_START_IO_TARGETパラメータなど、他の理由による書込み数

WRITES_AUTOTUNE

NUMBER

自動チューニング・チェックポイントによる書込み数

WRITES_FULL_THREAD_CKPT

NUMBER

フル・スレッド・チェックポイントによる書込み数

CON_DBID

NUMBER

サンプリングされたセッションのPDBのデータベースID

CON_ID

NUMBER

CON_DBIDで識別されるコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目:

V$INSTANCE_RECOVERY