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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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B.2 その他のデータ・ディクショナリ構造体の作成

Oracle Databaseには、データベースの管理およびデータベース・アプリケーションの作成に使用できる、その他の構造体を作成する別のスクリプトが用意されています。このようなスクリプトを表B-2に示します。

関連項目:

ご使用のオペレーティング・システムでのこれらのスクリプトの正確な名前および場所については、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。

表B-2 その他のデータ・ディクショナリ構造体の作成

スクリプト名 対象 実行者 説明

catblock.sql

パフォーマンス管理

SYS

ロック関連のグラフを動的に表示するビューを作成する

関連項目: 『Oracle Database管理者ガイド』

caths.sql

異機種間サービス

SYS

異機種間サービスを管理するためのパッケージをインストールする

関連項目: 『Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド for Microsoft Windows』

catio.sql

パフォーマンス管理

SYS

I/Oを表レベルでトレースできるようにする

catqueue.sql

アドバンスト・キューイング

アドバンスト・キューイングに必要なディクショナリ・オブジェクトを作成する

catrep.sql

Oracle Replication

SYS

データベース・レプリケーションを使用可能にするすべてのSQLスクリプトを実行する

catwrr.sql

データベース・リプレイ

SYS

データベース・リプレイに関連したスキーマ全体を作成するマスター・スクリプトで、ワークロードの取得、データベース・リプレイ、ワークロード・リプレイおよびワークロード・インテリジェンス用のスキーマ作成スクリプトを呼び出す

catwrrwitb.sql

データベース・リプレイ

SYS

ワークロード・インテリジェンス用のスキーマを作成する

dbmsiotc.sql

記憶域管理

すべてのユーザー

索引構成表の連鎖行を分析する

dbmspool.sql

パフォーマンス管理

SYSまたはSYSDBA

DBAが共有プール内にPL/SQLパッケージおよびSQL文、トリガーをロックできるようにする

関連項目: 『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』

userlock.sql

同時実行性制御

SYSまたはSYSDBA

アプリケーション・アクションの連続実行を支援するために、ローカル環境またはクラスタ化環境でユーザー指定のロックを使用できる機能を提供する

utlbstat.sqlおよびutlestat.sql

パフォーマンス監視

SYS

それぞれ、パフォーマンス・チューニング統計情報の収集を開始または停止する

utlchn1.sql

記憶域管理

すべてのユーザー

Oracle Databaseで使用する。CHAINED ROWSオプション付きのANALYZEコマンドの出力を格納するための表を作成する。物理ROWIDおよび論理ROWIDの両方を処理できる。

関連項目: 『Oracle Database管理者ガイド』

utlconst.sql

西暦2000年対応

すべてのユーザー

日付列のCHECK制約が西暦2000年に対応しているかを検証する機能を提供する

utldtree.sql

メタデータ管理

すべてのユーザー

オブジェクト間の依存性を表示する表およびビューを作成する

関連項目: 『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』

utlexpt1.sql

制約

すべてのユーザー

Oracle Databaseで使用する。制約を使用可能にする際の例外を格納するためのデフォルト表(EXCEPTIONS)を作成する。物理ROWIDおよび論理ROWIDの両方を処理できる。

関連項目: 『Oracle Database管理者ガイド』

utlip.sql

PL/SQL

SYS

主にアップグレードおよびダウングレード操作に使用される。後続の再コンパイルがデータベースが要求する形式で発生するようにディクショナリ表を変更することによって、すべての既存のPL/SQLモジュールを無効にする。また、すべてのPL/SQLのコンパイルに必要なパッケージSTANDARDおよびDBMS_STANDARDを再ロードする。

utlirp.sql

PL/SQL

SYS

32ビットから64ビットへ(またはその逆に)ワード・サイズを変更するために使用される。このスクリプトは、新しいデータベースが要求する形式で既存のPL/SQLモジュールを再コンパイルする。最初に、いくつかのデータ・ディクショナリ表を変更する。次に、PL/SQLの使用に必要なパッケージSTANDARDおよびDBMS_STANDARDを再ロードする。最後に、すべてのPL/SQLモジュール(パッケージ、プロシージャ、型など)の再コンパイルをトリガーする。

utllockt.sql

パフォーマンス監視

SYSまたはSYSDBA

ロック待機グラフをツリー構造形式で表示する

関連項目: 『Oracle Database管理者ガイド』

utlpwdmg.sql

セキュリティ

SYSまたはSYSDBA

パスワードの複雑さを検証するためのデフォルトのPL/SQLファンクションを作成する。デフォルト・パスワード・プロファイル・パラメータを設定して、パスワード管理機能を使用可能にする。

関連項目: 『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』

utlrp.sql

PL/SQL

SYS

以前はINVALIDの状態であったすべての既存のPL/SQLモジュール(パッケージ、プロシージャ、型など)を再コンパイルする

関連項目: 『Oracle Database開発ガイド』

utlsampl.sql

SYS、またはDBAロールが付与されているすべてのユーザー

empdeptなどのサンプル表を作成し、scottなどのユーザーを登録する

utlscln.sql

Oracle Replication

すべてのユーザー

別のスナップショット・サイトからスナップショット・スキーマをコピーする

utltkprf.sql

パフォーマンス管理

SYS

DBA以外のユーザーがTKPROFプロファイル・ユーティリティを実行できるように、TKPROFERロールを作成する

utlvalid.sql

パーティション表

すべてのユーザー

パーティション表のANALYZE TABLE ...VALIDATE STRUCTURE出力の格納に必要な表を作成する

utlxplan.sql

パフォーマンス管理

すべてのユーザー

EXPLAIN PLAN文からの出力を保持する表PLAN_TABLEを作成する

関連項目: 『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』