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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.7 V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER

V$INSTANCE_CACHE_TRANSFERは、インスタンス間で転送されたキャッシュ・ブロックの統計情報を示します。

Oracleでは、バッファ・キャッシュにバッファされた複数のバージョンのデータが保持されます。現在のバッファ(またはブロック)CURRENT_BLOCKは、最近の変更すべてを含む最新コピーです。読取り一貫性バッファ(またはブロック)CR_BLOCKには、現在のバッファより前の特定の時点におけるデータのバージョンが含まれています。ここでは、読取りの一貫性が保持されています(つまり、バッファ内に表示されるすべてのデータが問合せの開始時刻と対応しています)。

したがって、同一のデータ・ブロックに対して、バッファ・キャッシュ内に複数のコピーが存在する場合があります。この場合、1つの現行コピー、および1つ以上の読取り一貫性コピー(異なるスナップショット時刻においてデータの一貫性がある)が含まれます。

データ型 説明

INSTANCE

NUMBER

ブロックの転送元のインスタンス

CLASS

VARCHAR2(18)

キャッシュ・ブロックのクラス

LOST

NUMBER

特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの数

LOST_TIME

NUMBER

特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの待機時間

CR_BLOCK

NUMBER

リモート処理の遅延によって影響されなかったCRブロック転送

CR_BLOCK_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからのCRブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む)

CR_2HOP

NUMBER

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数

CR_2HOP_TIME

NUMBER

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間

CR_3HOP

NUMBER

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数

CR_3HOP_TIME

NUMBER

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間

CR_BUSY

NUMBER

リモート競合によって影響を受けたCRブロック転送

CR_BUSY_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、および送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じたCRブロックの待機時間

CR_CONGESTED

NUMBER

リモート・システムの負荷によって影響を受けたCRブロック転送

CR_CONGESTED_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じたCRブロックの待機時間

CURRENT_BLOCK

NUMBER

リモート処理の遅延による影響がなかった現行ブロック転送

CURRENT_BLOCK_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからの現行ブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む)

CURRENT_2HOP

NUMBER

2方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数

CURRENT_2HOP_TIME

NUMBER

2方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間

CURRENT_3HOP

NUMBER

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数

CURRENT_3HOP_TIME

NUMBER

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間

CURRENT_BUSY

NUMBER

リモートの競合による影響を受けた現行ブロック転送

CURRENT_BUSY_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じた現行ブロックの待機時間

CURRENT_CONGESTED

NUMBER

リモート・システムの負荷によって影響を受けた現行ブロック転送

CURRENT_CONGESTED_TIME

NUMBER

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じた現行ブロックの待機時間

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID