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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.22 V$KEY_VECTOR

V$KEY_VECTORは、キー・ベクトルを使用する現行および最近の問合せのインメモリー集計で使用されたデータ構造に関連するデバッグ情報を示します。

データ型 説明

SESSION_ID

NUMBER

セッションID

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

TRANSLATE_ID

NUMBER

変換ベクトルID

SQL_ID

VARCHAR2(13)

変換ベクトルを使用するSQL ID

SQL_EXEC_START

DATE

SQLの実行が開始された時刻

SQL_EXEC_ID

NUMBER

SQL実行識別子

PROCESS

VARCHAR2(64)

オペレーティング・システムのクライアント・プロセスID

STATE

VARCHAR2(8)

インメモリー集計操作の状態:

  • BYPASS

    ベクトル変換が行われた問合せで現在使用されているキー・ベクトルを示す。

  • BYPASSED

    これは問合せが完了したキー・ベクトルの履歴エントリである。

  • FINISHED

    これは問合せが完了したキー・ベクトルの履歴エントリである。

  • RUNNING

    ベクトル変換が行われた問合せで現在使用されているキー・ベクトルを示す。

ベクトル変換が行われた場合、1つの問合せが複数のキー・ベクトルを持つことになる可能性がある。

また、問合せが並行して実行されている場合、PQスレーブごとに複数のエントリが存在する可能性がある。

このような場合を区別するため、PROCESS列をV$SESSIONと結合できる。

TYPE

VARCHAR2(8)

作成された変換ベクトルのタイプ:

  • SIMPLE

  • INDIRECT

  • HASH

  • OFFSET

WIDTH

NUMBER

SIMPLEまたはINDIRECTベクトル変換配列の幅(ビットの数):

  • 1

  • 4

  • 8

  • 16

  • 32

KEY_DATA_TYPE

VARCHAR2(13)

SIMPLEかINDIRECTのいずれかの変換ベクトルに関する内部結合列のキー・データのタイプ:

  • BINARY

  • BINARY_FLOAT

  • NUMBER

  • PACKED_BINARY

  • PACKED_DATE

  • PACKED_NUMBER

また、NULLの値は、数値以外のデータ・タイプを持つHASH変換ベクトルおよび複数の結合キー列を持つHASH変換ベクトルの場合に表示される。

JOIN_COLUMN_COUNT

NUMBER

結合列の数(単純または間接的な場合は1つのみの可能性あり)

JOIN_KEY_COUNT

NUMBER

変換ベクトルの構築に使用された結合キー値の数

DUP_JOIN_KEY_COUNT

NUMBER

複数の親値を持つキー・ベクトル内のキー値の数を示す。

MIN_JOIN_KEY

NUMBER

変換ベクトル内の最小結合キー値

MAX_JOIN_KEY

NUMBER

変換ベクトル内の最大結合キー値

GROUP_KEY_COUNT

NUMBER

最大稠密グループ化キー値。この値は変換ベクトルを作成するデータの処理中に計算される。

FILTERED

NUMBER

変換ベクトルでフィルタ処理された行の数

PROBED

NUMBER

キー・ベクトル内の変換ベクトルで行ソースの使用がプローブされた行の数

ACTIVE

NUMBER

すべてのスレーブ間でフィルタとして使用されたアクティブ変換ベクトルの数

DISABLED

NUMBER

無効化されたすべてのスレーブの変換ベクトル・フィルタの数

MEMORY_ALLOCATED

NUMBER

キー・ベクトルに割り当てられたメモリー量

JOIN_STRUCTURE_SIZE

NUMBER

割り当てられた領域のうち、使用されたメモリー量

FACT_OWNER

VARCHAR2(128)

ファクト表の所有者。ファクト表がNULLの場合はNULL。

FACT_NAME

VARCHAR2(128)

メジャー・データが格納されている表。問合せで複数の表が使用される場合はNULLの可能性あり。

DIMENSION_OWNER

VARCHAR2(128)

単一の表を使用してキー・ベクトルを構築する場合は、この列には表の所有者が表示される。複数の表を結合してディメンションにする場合は(たとえばスター・スキーマ形状というよりもスノーフレーク)、この列はNULLになる。

DIMENSION_NAME

VARCHAR2(128)

属性データを含み、ファクト表に結合されている表。2つ以上の表が使用される場合は(スノーフレーク形状のディメンション表など)、NULLの可能性あり。

注意:

このビューは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降で使用できます。

関連項目:

インメモリー集計の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。