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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.21 V$KERNEL_IO_OUTLIER

V$KERNEL_IO_OUTLIERは、完了までに長時間(500ミリ秒より長く)かかったI/Oに対応するエントリを示します。このビューを使用して、記憶域サブシステムによるディスクI/O要求の処理で遅延が発生しているI/Oの各カーネル・コンポーネントを確認します。

注意:

このビューはOracle Database 12cのすべてのプラットフォームに存在しますが、Solarisプラットフォームについてのみ移入されます。

データ型 説明

TIMESTAMP

NUMBER

1970年1月1日00:00 UTCからの経過秒数

IO_SIZE

NUMBER

I/Oのサイズ(KB)。

IO_OFFSET

NUMBER

デバイスへのI/Oのオフセット

DEVICE_NAME

VARCHAR2(513)

I/Oの対象となったデバイスの名前

PROCESS_NAME

VARCHAR2(64)

I/Oを発行したプロセスの名前

TOTAL_LATENCY

NUMBER

カーネルでI/Oに費やされた合計時間(ミリ秒)

SETUP_LATENCY

NUMBER

SCSIターゲット・デバイス・ドライバを送信する前にI/Oの初期設定に費やされた時間(ミリ秒)

QUEUE_TO_HBA_LATENCY

NUMBER

ホスト・バス・アダプタに送信される前にSCSIターゲット・デバイス・ドライバで費やされた時間(ミリ秒)

TRANSFER_LATENCY

NUMBER

ホスト・バス・アダプタおよびストレージ・デバイスにI/Oを物理的に転送するのに費やされた時間(ミリ秒)

CLEANUP_LATENCY

NUMBER

完了済I/Oで使用されたリソースを解放するのに費やされた時間(ミリ秒)

PID

NUMBER

I/Oを発行したプロセスID

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目: