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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.45 V$SQL_BIND_CAPTURE

V$SQL_BIND_CAPTUREは、SQLカーソルによって使用されたバインド変数に関する情報を示します。ビュー内の各行には、カーソルで定義されたバインド変数1個に関する情報が格納されています。次のものが含まれます。

  • そのバインド変数を定義するカーソルへの参照

    (hash_value, address)は親カーソル用および(hash_value, child_address)は子カーソル用

  • バインド・メタデータ

    バインド変数の名前、位置、データ型、キャラクタ・セットID、精度、スケールおよび最大長。

  • バインド・データ

    バインド変数に対応付けられたSQL文の以前の実行中に、バインド変数に対して使用されたバインド値の1つ。このビューでは、バインド変数が取得されない場合があります。バインド変数の型が単純な場合(LONG、LOBおよびADTデータ型は除外)またはバインド変数がSQL文のWHERE句またはHAVING句で使用されている場合にのみ、このビューでバインド値が表示されます。

STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがBASICに設定されている場合、バインド取得は実行できません。このビューは、(HASH_VALUE, ADDRESS)のV$SQLAREAおよび(HASH_VALUE, CHILD_ADDRESS)のV$SQLと結合できます。

データ型 説明

ADDRESS

RAW(4 | 8)

親カーソルのアドレス

HASH_VALUE

NUMBER

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのハッシュ値。ハッシュ値はビューの固定索引で、ビューへのアクセスをスピードアップするために必ず使用する。

SQL_ID

VARCHAR2(13)

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子

CHILD_ADDRESS

RAW(4 | 8)

子カーソルのアドレス

CHILD_NUMBER

NUMBER

子カーソル番号

NAME

VARCHAR2(30)

バインド変数の名前

POSITION

NUMBER

SQL文内のバインド変数の位置

DUP_POSITION

NUMBER

バインディングが名前によって実行され、バインド変数の複製が作成された場合、この列には1次バインド変数の位置が設定される。

DATATYPE

NUMBER

バインド・データ型の内部識別子。Oracle Database 12c以降は、PL/SQLデータ型を表す番号がこの列に表示される。

DATATYPE_STRING

VARCHAR2(15)

バインド・データ型のテキスト表記。Oracle Database 12c以降は、PL/SQLのみのデータ型を表すテキストがこの列に表示される。実際のデータ型がPL/SQLサブタイプである場合、サブタイプではなくデータ型の名前が表示される。

CHARACTER_SID

NUMBER

各国語キャラクタ・セットの識別子

PRECISION

NUMBER

精度(数値バインド用)

SCALE

NUMBER

スケール(数値バインド用)

MAX_LENGTH

NUMBER

最大バインド長

WAS_CAPTURED

VARCHAR2(3)

バインド値が取得されたかどうか(YES | NO)

LAST_CAPTURED

DATE

バインド値が取得された日付。バインド値は、SQL文の実行時に取得される。オーバーヘッドを制限するには、指定したカーソルに対して最大15分間隔でバインドを取得する。

VALUE_STRING

VARCHAR2(4000)

文字列として表されたバインドの値

VALUE_ANYDATA

ANYDATA

ANYDATAデータ型を使用して表されたバインドの値。この表現は、バインド変数の値をプログラムでデコードする場合に有効。DATATYPE列にPL/SQLのみのデータ型が出現した場合、この列はNULLである。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目: