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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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7.1 動的パフォーマンス・ビュー

Oracleには一連の基礎となるビューがあり、これらのビューは、データベース・サーバーによって管理され、データベース管理者のユーザーSYSがアクセスできます。これらのビューは、データベースがオープンされて使用されている間に継続的に更新され、内容が主にパフォーマンスに関係しているため、動的パフォーマンス・ビューと呼ばれます。

これらのビューは通常のデータベース表のように見えますが、そうではありません。これらのビューでは、内部ディスク構造およびメモリー構造のデータが表示されます。これらのビューを選択することはできますが、更新や変更はできません。

注意:

  • 動的パフォーマンス・ビューに問い合せて、情報を抽出することができます。ただし、サポートされているのは、単純な問合せのみです。ソート、結合、GROUP BY句などが必要な場合は、情報を各V$ビューから表にコピー(たとえば、CREATE TABLE ... AS SELECT文を使用)して、その後、それらの表を問い合せてください。

  • V$ビュー内の情報は動的であるため、これらのビューのSELECT操作の読取り一貫性は保証されません。

catalog.sqlスクリプトには、動的パフォーマンス・ビューに関するビューおよびパブリック・シノニムが定義されています。これらのビューおよびシノニムを作成するには、catalog.sqlを実行する必要があります。インストール後、ユーザーSYSまたはSYSDBA権限が付与されているユーザーのみが動的パフォーマンス表にアクセスできます。catalog.sqlの実行の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。