実際の動的パフォーマンス・ビューは、接頭辞V_$によって識別されます。これらのビューのパブリック・シノニムには、接頭辞V$が付いています。データベース管理者および他のユーザーは、V_$オブジェクトではなく、V$オブジェクトのみにアクセスしてください。
動的パフォーマンス・ビューはOracle Enterprise Managerによって使用され、Oracle Enterprise Managerはシステム・パフォーマンスに関する情報にアクセスするための主要なインタフェースとなります。インスタンスが起動されると、メモリーから読み込まれるV$ビューがアクセス可能になります。ディスクから読み込まれるビューにアクセスするには、データベースがマウントされ、場合によってはオープンされている必要があります。
V$ビューはCONTAINER_DATAオブジェクトです。ルートに接続したユーザーがV$ビューを問い合せる場合、問合せ結果はそのビューに対するユーザーのCONTAINER_DATA属性によって異なります。ユーザーのCONTAINER_DATA属性を設定および変更するには、SQL文のALTER USERのCONTAINER_DATA句を使用します。
関連項目:
コンテナ・データ・オブジェクトの詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
SQL文のALTER USERのCONTAINER_DATA句の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。