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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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2.7.4 複合ポリゴン

図2-6に、1つの直線セグメントおよび1つの円弧で構成される複合ポリゴンとして表現される、アイスクリーム・コーンの形をしたオブジェクトを示します。この形を表すには5つの点が必要で、(6,10)、(10,1)および(14,10)の点は1つの鋭角の線ストリングを表し、(14,10)、(10,14)および(6,10)の点は円弧を表します。線ストリングの開始点と円弧の終了点は同じ点(6,10)です。SDO_ELEM_INFO配列には、この複合線ストリングに対して3つの値の組が3つ含まれます。これらの3つの値の組は{(1,1005,2), (1,2,1), (5,2,2)}です。

図2-6に示すジオメトリのSDO_GEOMETRY定義は、次のとおりです。

例2-9に、図2-6のジオメトリをデータベースに挿入するSQL文を示します。

例2-9 複合ポリゴンを挿入するSQL文

INSERT INTO cola_markets VALUES(
  12,
  'compound_polygon',
  SDO_GEOMETRY(
    2003,  -- two-dimensional polygon
    NULL,
    NULL,
    SDO_ELEM_INFO_ARRAY(1,1005,2, 1,2,1, 5,2,2), -- compound polygon
    SDO_ORDINATE_ARRAY(6,10, 10,1, 14,10, 10,14, 6,10)
  )
);