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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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6.7 座標系のデータ構造

座標系ファンクションおよびプロシージャは、Oracle Spatial and Graphで提供される表とビューの情報を使用します。この表とビューはMDSYSスキーマの一部ですが、パブリック・シノニムが定義されているため、表およびビューの名前の前にMDSYS.を指定する必要はありません。この表とビューの定義およびデータは、EPSGのデータ・モデルとデータセットに基づいています(「EPSGモデルとSpatial and Graph」を参照)。

座標系の表は、いくつかの一般的なカテゴリに分類されます。

座標系の表と同じビューまたはサブセットのビューがいくつか提供されています。

この項の残りの大半を使用して、これらの表とビューをアルファベット順に説明します。(列の説明の多くは、EPSGの説明の翻案または転載です。)「座標系の表とビューとの関係」では表とビューの関係を説明し、EPSGの表名とそれらの表に対応するOracle Spatial and Graphの名前を示します。「EPSGベースの座標系に関する情報の検索」では、EPSGベースの座標系に関する情報の検索方法を説明し、いくつかの例を紹介します。

Spatial and Graphでは、この項の表とビューの他に、レガシー表もいくつか提供しています(その表の定義とデータは、以前のリリースで使用されていた特定のSpatial and Graphシステム表と対応しています)。レガシー表の説明は、「レガシー表およびビュー」を参照してください。

注意:

座標系のサポートに使用されるすべての表およびビューでは、Oracleが提供するどのような情報も変更または削除しないでください。

ユーザー定義の座標系を作成する場合は、「ユーザー定義の座標参照系の作成」を参照してください。

6.7.1 SDO_COORD_AXES表

SDO_COORD_AXES表には、座標系の軸の定義ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-1に示します。

表6-1 SDO_COORD_AXES表

列名 データ型 説明

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

この軸が適用される座標系のID番号です。

COORD_AXIS_NAME_ID

NUMBER(10)

座標系の軸名のID番号です。SDO_COORD_AXIS_NAMES表(「SDO_COORD_AXIS_NAMES表」を参照)のCOORD_AXIS_NAME_ID列の値と一致します。例: 9901(Geodetic latitudeの場合)

COORD_AXIS_ORIENTATION

VARCHAR2(24)

座標系軸の方位の向きです。例: east

COORD_AXIS_ABBREVIATION

VARCHAR2(24)

座標系軸の方位の略称です。例: E

UOM_ID

NUMBER(10)

軸に関連付けられている測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。

ORDER

NUMBER(5)

座標系内のこの軸の位置です(1、2または3)。

6.7.2 SDO_COORD_AXIS_NAMES表

SDO_COORD_AXIS_NAMES表には、座標系の定義で使用可能な軸ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-2に示します。

表6-2 SDO_COORD_AXIS_NAMES表

列名 データ型 説明

COORD_AXIS_NAME_ID

NUMBER(10)

座標軸の名前のID番号です。例: 9926

COORD_AXIS_NAME

VARCHAR2(80)

座標軸の名前です。例: Spherical latitude

6.7.3 SDO_COORD_OP_METHODS表

SDO_COORD_OP_METHODS表には、座標系の変換メソッドごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-3に示します。

表6-3 SDO_COORD_OP_METHODS表

列名 データ型 説明

COORD_OP_METHOD_ID

NUMBER(10)

座標系の変換メソッドのID番号です。例: 9613

COORD_OP_METHOD_NAME

VARCHAR2(50)

メソッドの名前です。例: NADCON

LEGACY_NAME

VARCHAR2(50)

レガシーWKT文字列でのこの変換メソッドの名前です。この名前は、EPSGで使用される名前と構文が異なる場合があります。

REVERSE_OP

NUMBER(1)

各パラメータ値の符号を逆にすることで(現在のターゲット座標系からソース座標系への)逆変換が実現できる場合は1、逆変換を行うために別の操作を定義する必要がある場合は0です。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: US Coast and geodetic Survey - http://www.ngs.noaa.gov

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供している組織です。例: EPSG

IS_IMPLEMENTED_FORWARD

NUMBER(1)

順方向操作が実行される場合は1、実行されない場合は0です。

IS_IMPLEMENTED_REVERSE

NUMBER(1)

逆方向操作が実行される場合は1、実行されない場合は0です。

6.7.4 SDO_COORD_OP_PARAM_USE表

SDO_COORD_OP_PARAM_USE表には、使用可能な変換メソッドと変換操作パラメータの組合せごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-4に示します。

表6-4 SDO_COORD_OP_PARAM_USE表

列名 データ型 説明

COORD_OP_METHOD_ID

NUMBER(10)

座標系の変換メソッドのID番号です。COORD_OP_METHODS表(「SDO_COORD_OP_METHODS表」を参照)のCOORD_OP_METHOD_ID列の値と一致します。

PARAMETER_ID

NUMBER(10)

変換操作のパラメータのID番号です。SDO_COORD_OP_PARAMS表(「SDO_COORD_OP_PARAMS表」を参照)のPARAMETER_ID列の値と一致します。

LEGACY_PARAM_NAME

VARCHAR2(80)

パラメータのOpen GeoSpatial Consortium (OGC)名です。

SORT_ORDER

NUMBER(5)

このメソッドにおける一連のパラメータのうち、このパラメータの位置を示す番号です。例: 2(2番目のパラメータの場合)

PARAM_SIGN_REVERSAL

VARCHAR2(3)

各パラメータ値の符号を逆にすることで(現在のターゲット座標系からソース座標系への)逆変換が実現できる場合はYes、逆変換を行うには別の操作を定義する必要がある場合はNoです。

6.7.5 SDO_COORD_OP_PARAM_VALS表

SDO_COORD_OP_PARAM_VALS表には、座標系の各変換メソッドのパラメータ値に関する情報が含まれます。この表に含まれる列を、表6-5に示します。

表6-5 SDO_COORD_OP_PARAM_VALS表

列名 データ型 説明

COORD_OP_ID

NUMBER(10)

座標変換操作のID番号です。SDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID列の値と一致します。

COORD_OP_METHOD_ID

NUMBER(10)

座標操作メソッドのIDです。この値は、SDO_COORD_OP_METHODS表(「SDO_COORD_OP_METHODS表」を参照)のCOORD_OP_METHOD_ID値と一致する必要があります。

PARAMETER_ID

NUMBER(10)

変換操作のパラメータのID番号です。SDO_COORD_OP_PARAMS表(「SDO_COORD_OP_PARAMS表」を参照)のPARAMETER_ID列の値と一致します。

PARAMETER_VALUE

FLOAT(49)

この操作のパラメータの値です。

PARAM_VALUE_FILE_REF

VARCHAR2(254)

値のデータが含まれている(元のEPSGデータベースに指定された)ファイルの名前です(パラメータ値が1つでは不十分な場合)。

PARAM_VALUE_FILE

CLOB

PARAM_VALUE_FILE_REF列で指定されたASCII形式のファイルの内容です。格子ファイルのパラメータ(NADCON、NTv2および高さの変換(Geographic3DからGeographic2D+GravityRelatedHeight))にのみ使用されます。

PARAM_VALUE_XML

XMLTYPE

PARAM_VALUE_FILE_REF列で指定されたファイルの内容のXML表現です。(オプション、現在はドキュメントにのみ使用。)

UOM_ID

NUMBER(10)

操作に関連付けられている測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。

6.7.6 SDO_COORD_OP_PARAMS表

SDO_COORD_OP_PARAMS表には、変換操作で使用可能なパラメータごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-6に示します。

表6-6 SDO_COORD_OP_PARAMS表

列名 データ型 説明

PARAMETER_ID

NUMBER(10)

パラメータのID番号です。例: 8608

PARAMETER_NAME

VARCHAR2(80)

操作の名前。例: X-axis rotation

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: EPSG guidance note number 7

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供している組織です。例: EPSG

6.7.7 SDO_COORD_OP_PATHS表

SDO_COORD_OP_PATHS表には、連結操作の最小単位の手順ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-7に示します。

表6-7 SDO_COORD_OP_PATHS表

列名 データ型 説明

CONCAT_OPERATION_ID

NUMBER(10)

連結操作のID番号です。この値は、COORD_OP_TYPE値がCONCATENATIONであるSDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID値と一致する必要があります。

SINGLE_OPERATION_ID

NUMBER(10)

連結操作内のこの手順(最小単位の操作)に対応する1つの座標操作のID番号です。この値は、SDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID値と一致する必要があります。

SINGLE_OP_SOURCE_ID

NUMBER(10)

この手順の1つの座標操作に対するソースの座標参照系のID番号です。この値は、SDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)のSRID値と一致する必要があります。

SINGLE_OP_TARGET_ID

NUMBER(10)

この手順の1つの座標操作に対するターゲットの座標参照系のID番号です。この値は、SDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)のSRID値と一致する必要があります。

OP_PATH_STEP

NUMBER(5)

この連結操作内のこの手順(最小単位の操作)の順序番号です。

6.7.8 SDO_COORD_OPS表

SDO_COORD_OPS表には、座標系間の変換操作ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-8に示します。

表6-8 SDO_COORD_OPS表

列名 データ型 説明

COORD_OP_ID

NUMBER(10)

座標変換操作のID番号です。例: 101

COORD_OP_NAME

VARCHAR2(80)

操作の名前。例: ED50 to WGS 84 (14)

COORD_OP_TYPE

VARCHAR2(24)

操作のタイプ。CONCATENATED OPERATIONCONVERSIONTRANSFORMATIONのいずれかです。

SOURCE_SRID

NUMBER(10)

変換を実行する際の変換元の座標系のSRIDです。例: 4230

TARGET_SRID

NUMBER(10)

変換を実行する際の変換先の座標系のSRIDです。例: 4326

COORD_TFM_VERSION

VARCHAR2(24)

EPSGによって座標変換に割り当てられた名前です。例: 5Nat-NSea90

COORD_OP_VARIANT

NUMBER(5)

COORD_OP_METHOD_IDに指定されている一般的なメソッドの変数です。例: 14

COORD_OP_METHOD_ID

NUMBER(10)

座標操作メソッドのIDです。この値は、SDO_COORD_OP_METHODS表(「SDO_COORD_OP_METHODS表」を参照)のCOORD_OP_METHOD_ID値と一致する必要があります。1つのメソッドを複数の操作で使用できます。例: 9617

UOM_ID_SOURCE_OFFSETS

NUMBER(10)

ソース座標系のオフセットの測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。

UOM_ID_TARGET_OFFSETS

NUMBER(10)

ターゲット座標系のオフセットの測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: Institut de Geomatica; Barcelona

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供している組織です。例: EPSG

SHOW_OPERATION

NUMBER(3)

(現在は使用されていません)

IS_LEGACY

VARCHAR2(5)

操作が、リリース2 (10.2)より前のOracle Spatialに含まれていた場合はTRUE、Oracle Spatialリリース2 (10.2)で新設された場合はFALSEです。

LEGACY_CODE

NUMBER(10)

EPSG座標変換操作と同じ意味を持つレガシー操作が(リリース2(10.2)より前のOracle Spatialに)存在する場合は、そのレガシー座標変換操作のCOORD_OP_ID値です。

REVERSE_OP

NUMBER(1)

各パラメータ値の符号を逆にすることで(現在のターゲット座標系からソース座標系への)逆変換が実現可能と定義されている場合は1、逆変換を行うには別の操作を定義する必要がある場合は0です。REVERSE_OPが1の場合、実際に実行される操作は、IS_IMPLEMENTED_FORWARDとIS_IMPLEMENTED_REVERSEの値で示されます。

IS_IMPLEMENTED_FORWARD

NUMBER(1)

順方向操作が実行される場合は1、実行されない場合は0です。

IS_IMPLEMENTED_REVERSE

NUMBER(1)

逆方向操作が実行される場合は1、実行されない場合は0です。

6.7.9 SDO_COORD_REF_SYS表

SDO_COORD_REF_SYS表には、座標参照系ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-9に示します。(SDO_COORD_REF_SYS表は、EPSG座標参照系の表を基にしています。)

注意:

挿入、更新、削除の各操作を実行する場合は、SDO_COORD_REF_SYSTEMビューで実行する必要があり、このビューには、SDO_COORD_REF_SYS表と同じ列が含まれています。SDO_COORD_REF_SYSTEMビューの説明は、「SDO_COORD_REF_SYSTEMビュー」を参照してください。

表6-9 SDO_COORD_REF_SYS表

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。例: 8307

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。例: Longitude / Latitude (WGS 84)

COORD_REF_SYS_KIND

VARCHAR2(24)

座標系のカテゴリです。例: GEOGRAPHIC2D

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。投影座標系の場合はNULLです。測地座標系の場合は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。例: 10115

GEOG_CRS_DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。投影座標系の場合は、その投影座標系の基になっている測地座標系のDATUM_ID値(「SDO_DATUMS表」のSDO_DATUMS表を参照)と一致する必要があります。測地座標系の場合は、DATUM_ID値と一致する必要があります。例: 10115

SOURCE_GEOG_SRID

NUMBER(10)

投影座標系の場合は、関連付けられている測地座標系のID番号です。

PROJECTION_CONV_ID

NUMBER(10)

投影座標参照系の場合は、その投影座標系とソース地理座標系との間の変換に使用する変換操作のCOORD_OP_ID値です。

CMPD_HORIZ_SRID

NUMBER(10)

(EPSGによって割り当てられた値で、Oracle Spatial and Graphでは使用しません。EPSGの説明は、「複合CRSの水平要素のコード(複合CRSの場合のみ)」です。)

CMPD_VERT_SRID

NUMBER(10)

(EPSGによって割り当てられた値で、Oracle Spatial and Graphでは使用しません。EPSGの説明は、「複合CRSの垂直要素のコード(複合CRSの場合のみ)」です。)

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

IS_LEGACY

VARCHAR2(5)

座標系定義が、リリース2 (10.2)より前のOracle Spatialに含まれていた場合はTRUE、Oracle Spatialリリース2 (10.2)で新設された場合はFALSEです。

LEGACY_CODE

NUMBER(10)

EPSG座標参照系と同じ意味を持つレガシー座標系が(リリース2(10.2)より前のOracle Spatialに)存在する場合は、そのレガシー座標系のSRID値です。

LEGACY_WKTEXT

VARCHAR2(2046)

IS_LEGACYがTRUEの場合は、座標系に関する説明が含まれます。例: GEOGCS [ "Longitude / Latitude (WGS 84)", DATUM ["WGS 84", SPHEROID ["WGS 84", 6378137, 298.257223563]], PRIMEM [ "Greenwich", 0.000000 ], UNIT ["Decimal Degree", 0.01745329251994330]]

LEGACY_CS_BOUNDS

SDO_GEOMETRY

レガシー座標系の場合は、次元境界です(存在する場合)。

IS_VALID

VARCHAR2(5)

座標参照系のEPSGレコードの定義が完全な場合はTRUE、完全でない場合はFALSEです。

SUPPORTS_SDO_GEOMETRY

VARCHAR2(5)

COORD_REF_SYS_KIND列にENGINEERINGGEOGRAPHIC2DまたはPROJECTED CRSが含まれる場合はTRUE、他の値が含まれる場合はFALSEです。

COORD_REF_SYS_KIND列の値に基づいて定義される次のビューも参照してください。

6.7.10 SDO_COORD_REF_SYSTEMビュー

SDO_COORD_REF_SYSTEMビューには、SDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)と同じ列が含まれています。ただし、SDO_COORD_REF_SYSTEMビューには、トリガーが定義されており、このビューに対して挿入、更新または削除操作が実行されると、関連するすべてのSpatial and Graphシステム表に対して、適切な操作が実行されます。

したがって、挿入、更新または削除操作を実行する場合は、SDO_COORD_REF_SYS表に対してではなく、SDO_COORD_REF_SYSTEMビューに対して実行する必要があります

6.7.11 SDO_COORD_SYS表

SDO_COORD_SYS表には、座標系に関する情報を持つ行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-10に示します。(SDO_COORD_SYS表は、EPSG座標参照系の表を基にしています。EPSG座標参照系の表では、座標系が「再利用可能な軸のペア」と表現されています。)

表6-10 SDO_COORD_SYS表

列名 データ型 説明

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標系のID番号です。例: 6405

COORD_SYS_NAME

VARCHAR2(254)

座標系の名前です。例: Ellipsoidal 2D CS. Axes: latitude, longitude. Orientations: north, east. UoM: dec deg

COORD_SYS_TYPE

VARCHAR2(24)

座標系の種類です。例: ellipsoidal

DIMENSION

NUMBER(5)

座標系によって表現される次元の数です。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(50)

このレコードのデータを提供している組織です。

6.7.12 SDO_CRS_COMPOUNDビュー

SDO_CRS_COMPOUNDビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がCOMPOUNDのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。(複合座標参照系については、「複合座標参照系」を参照してください。)このビューに含まれる列を、表6-11に示します。

表6-11 SDO_CRS_COMPOUNDビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

CMPD_HORIZ_SRID

NUMBER(10)

(EPSGによって割り当てられた値で、Oracle Spatial and Graphでは使用しません。EPSGの説明は、「複合CRSの水平要素のコード(複合CRSの場合のみ)」です。)

CMPD_VERT_SRID

NUMBER(10)

(EPSGによって割り当てられた値で、Oracle Spatial and Graphでは使用しません。EPSGの説明は、「複合CRSの垂直要素のコード(複合CRSの場合のみ)」です。)

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.13 SDO_CRS_ENGINEERINGビュー

SDO_CRS_ENGINEERINGビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がENGINEERINGのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-12に示します。

表6-12 SDO_CRS_ENGINEERINGビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。この値は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.14 SDO_CRS_GEOCENTRICビュー

SDO_CRS_GEOCENTRICビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がGEOCENTRICのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-13に示します。

表6-13 SDO_CRS_GEOCENTRICビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。この値は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.15 SDO_CRS_GEOGRAPHIC2Dビュー

SDO_CRS_GEOGRAPHIC2Dビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がGEOGRAPHIC2DのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-14に示します。

表6-14 SDO_CRS_GEOGRAPHIC2Dビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。この値は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.16 SDO_CRS_GEOGRAPHIC3Dビュー

SDO_CRS_GEOGRAPHIC3Dビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がGEOGRAPHIC3DのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。(地理3D座標参照系については、「地理3D座標参照系」を参照してください。)このビューに含まれる列を、表6-15に示します。

表6-15 SDO_CRS_GEOGRAPHIC3Dビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。この値は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.17 SDO_CRS_PROJECTEDビュー

SDO_CRS_PROJECTEDビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がPROJECTEDのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-16に示します。

表6-16 SDO_CRS_PROJECTEDビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

SOURCE_GEOG_SRID

NUMBER(10)

関連付けられている測地座標系のID番号です。

PROJECTION_CONV_ID

NUMBER(10)

投影座標系とソース測地座標系との間の変換に使用する変換操作のCOORD_OP_ID値です。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.18 SDO_CRS_VERTICALビュー

SDO_CRS_VERTICALビューに含まれている情報は、COORD_REF_SYS_KIND列の値がVERTICALのSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-17に示します。

表6-17 SDO_CRS_VERTICALビュー

列名 データ型 説明

SRID

NUMBER(10)

座標参照系のID番号です。

COORD_REF_SYS_NAME

VARCHAR2(80)

座標参照系の名前です。

COORD_SYS_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用される座標系のID番号です。この値は、SDO_COORD_SYS表(「SDO_COORD_SYS表」を参照)のCOORD_SYS_ID値と一致する必要があります。

DATUM_ID

NUMBER(10)

座標参照系で使用されるデータのID番号です。この値は、SDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)のDATUM_ID値と一致する必要があります。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

座標系定義の提供元です(Oracleによって提供される行はすべてOracle)。

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

6.7.19 SDO_DATUM_ENGINEERINGビュー

SDO_DATUM_ENGINEERINGビューに含まれている情報は、DATUM_TYPE列の値がENGINEERINGのSDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-18に示します。

表6-18 SDO_DATUM_ENGINEERINGビュー

列名 データ型 説明

DATUM_ID

NUMBER(10)

データのID番号です。

DATUM_NAME

VARCHAR2(80)

データ名です。

ELLIPSOID_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される楕円体のID番号です。この値は、SDO_ELLIPSOIDS表(「SDO_ELLIPSOIDS表」を参照)のELLIPSOID_ID値と一致する必要があります。例: 8045

PRIME_MERIDIAN_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される本初子午線のID番号です。この値は、SDO_PRIME_MERIDIANS表(「SDO_PRIME_MERIDIANS表」を参照)のPRIME_MERIDIAN_ID値と一致する必要があります。例: 8950

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

データ定義の提供元です。例: Ordnance Survey of Great Britain.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

SHIFT_X

NUMBER

X軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Y

NUMBER

Y軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Z

NUMBER

Z軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

ROTATE_X

NUMBER

X軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Y

NUMBER

Y軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Z

NUMBER

Z軸を中心にした回転のアーク秒数です。

SCALE_ADJUST

NUMBER

1.0 +(SCALE_ADJUST×10-6)という計算式に従って、シフトおよび回転後のX値、Y値およびZ値の調整に使用する値です。

6.7.20 SDO_DATUM_GEODETICビュー

SDO_DATUM_GEODETICビューに含まれている情報は、DATUM_TYPE列の値がGEODETICのSDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-19に示します。

表6-19 SDO_DATUM_GEODETICビュー

列名 データ型 説明

DATUM_ID

NUMBER(10)

データのID番号です。

DATUM_NAME

VARCHAR2(80)

データ名です。

ELLIPSOID_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される楕円体のID番号です。この値は、SDO_ELLIPSOIDS表(「SDO_ELLIPSOIDS表」を参照)のELLIPSOID_ID値と一致する必要があります。例: 8045

PRIME_MERIDIAN_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される本初子午線のID番号です。この値は、SDO_PRIME_MERIDIANS表(「SDO_PRIME_MERIDIANS表」を参照)のPRIME_MERIDIAN_ID値と一致する必要があります。例: 8950

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

データ定義の提供元です。例: Ordnance Survey of Great Britain.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

SHIFT_X

NUMBER

X軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Y

NUMBER

Y軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Z

NUMBER

Z軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

ROTATE_X

NUMBER

X軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Y

NUMBER

Y軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Z

NUMBER

Z軸を中心にした回転のアーク秒数です。

SCALE_ADJUST

NUMBER

1.0 +(SCALE_ADJUST×10-6)という計算式に従って、シフトおよび回転後のX値、Y値およびZ値の調整に使用する値です。

6.7.21 SDO_DATUM_VERTICALビュー

SDO_DATUM_VERTICALビューに含まれている情報は、DATUM_TYPE列の値がVERTICALのSDO_DATUMS表(「SDO_DATUMS表」を参照)の情報です。このビューに含まれる列を、表6-20に示します。

表6-20 SDO_DATUM_VERTICALビュー

列名 データ型 説明

DATUM_ID

NUMBER(10)

データのID番号です。

DATUM_NAME

VARCHAR2(80)

データ名です。

ELLIPSOID_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される楕円体のID番号です。この値は、SDO_ELLIPSOIDS表(「SDO_ELLIPSOIDS表」を参照)のELLIPSOID_ID値と一致する必要があります。例: 8045

PRIME_MERIDIAN_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される本初子午線のID番号です。この値は、SDO_PRIME_MERIDIANS表(「SDO_PRIME_MERIDIANS表」を参照)のPRIME_MERIDIAN_ID値と一致する必要があります。例: 8950

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

データ定義の提供元です。例: Ordnance Survey of Great Britain.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。

SHIFT_X

NUMBER

X軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Y

NUMBER

Y軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Z

NUMBER

Z軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

ROTATE_X

NUMBER

X軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Y

NUMBER

Y軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Z

NUMBER

Z軸を中心にした回転のアーク秒数です。

SCALE_ADJUST

NUMBER

1.0 +(SCALE_ADJUST×10-6)という計算式に従って、シフトおよび回転後のX値、Y値およびZ値の調整に使用する値です。

6.7.22 SDO_DATUMS表

SDO_DATUMS表には、データごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-21に示します。

表6-21 SDO_DATUMS表

列名 データ型 説明

DATUM_ID

NUMBER(10)

データのID番号です。例: 10115

DATUM_NAME

VARCHAR2(80)

データ名です。例: WGS 84

DATUM_TYPE

VARCHAR2(24)

データの種類です。例: GEODETIC

ELLIPSOID_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される楕円体のID番号です。この値は、SDO_ELLIPSOIDS表(「SDO_ELLIPSOIDS表」を参照)のELLIPSOID_ID値と一致する必要があります。例: 8045

PRIME_MERIDIAN_ID

NUMBER(10)

データ定義で使用される本初子午線のID番号です。この値は、SDO_PRIME_MERIDIANS表(「SDO_PRIME_MERIDIANS表」を参照)のPRIME_MERIDIAN_ID値と一致する必要があります。例: 8950

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

データ定義の提供元です。例: Ordnance Survey of Great Britain.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。例: EPSG

SHIFT_X

NUMBER

X軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Y

NUMBER

Y軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

SHIFT_Z

NUMBER

Z軸上で楕円体の中心をWGS 84楕円体の中心に相対的にシフトする数(m)です。

ROTATE_X

NUMBER

X軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Y

NUMBER

Y軸を中心にした回転のアーク秒数です。

ROTATE_Z

NUMBER

Z軸を中心にした回転のアーク秒数です。

SCALE_ADJUST

NUMBER

1.0 +(SCALE_ADJUST×10-6)という計算式に従って、シフトおよび回転後のX値、Y値およびZ値の調整に使用する値です。

IS_LEGACY

VARCHAR2(5)

座標系定義が、リリース2 (10.2)より前のOracle Spatialに含まれていた場合はTRUE、Oracle Spatialリリース2 (10.2)で新設された場合はFALSEです。

LEGACY_CODE

NUMBER(10)

EPSGデータと同じ意味を持つレガシー・データが(リリース2(10.2)より前のOracle Spatialに)存在する場合は、そのレガシー・データのDATUM_ID値です。

DATUM_TYPE列の値に基づいて定義されるビューのSDO_DATUM_ENGINEERING (「SDO_DATUM_ENGINEERINGビュー」)、SDO_DATUM_GEODETIC (「SDO_DATUM_GEODETICビュー」)およびSDO_DATUM_VERTICAL (「SDO_DATUM_VERTICALビュー」)も参照してください。

6.7.23 SDO_ELLIPSOIDS表

SDO_ELLIPSOIDS表には、楕円体ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-22に示します。

表6-22 SDO_ELLIPSOIDS表

列名 データ型 説明

ELLIPSOID_ID

NUMBER

楕円体(球体)のID番号です。例: 8045

ELLIPSOID_NAME

VARCHAR2(80)

楕円体の名前です。例: WGS 84

SEMI_MAJOR_AXIS

NUMBER

半長径(楕円体の長軸の半分)に沿った半径(m)です。

UOM_ID

NUMBER

楕円体の測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。例: 9001

INV_FLATTENING

NUMBER

楕円体の逆フラット化です。この場合(1/f)、 f = (a-b)/aaは半長径、bは半短径です。

SEMI_MINOR_AXIS

NUMBER

半短軸(楕円体の短軸の半分)に沿った半径(m)です。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: Kort og Matrikelstyrelsen (KMS), Copenhagen.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。例: EPSG

IS_LEGACY

VARCHAR2(5)

楕円体が、リリース2 (10.2)より前のOracle Spatialに含まれていた場合はTRUE、Oracle Spatialリリース2 (10.2)で新設された場合はFALSEです。

LEGACY_CODE

NUMBER

EPSG楕円体と同じ意味を持つレガシー楕円体が(リリース2(10.2)より前のOracle Spatialに)存在する場合は、そのレガシー楕円体のELLIPSOID_ID値です。

6.7.24 SDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表

SDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表には、ソースおよびターゲットSRIDの組合せに対するユーザー定義のデフォルトの優先座標変換操作の指定ごとに、行が1つ含まれます。SDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表に行を挿入すると、指定したソースおよびターゲット座標系間で行われるOracleのデフォルトの変換操作が無効になります。SDO_CS.CREATE_OBVIOUS_EPSG_RULESプロシージャを使用すると、複数の行がこの表に挿入されます。use_caseパラメータにNULLを指定してSDO_CS.DELETE_ALL_EPSG_RULESプロシージャを使用すると、この表のすべての行が削除されます。この表に含まれる列を、表6-23に示します。

表6-23 SDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表

列名 データ型 説明

SOURCE_SRID

NUMBER(10)

座標変換を実行する際の変換元の座標系(空間参照システム)のID番号です。指定したターゲットSRIDへの変換には、COORD_OP_IDで指定するデフォルトの優先変換メソッドが使用されます。

COORD_OP_ID

NUMBER(10)

座標変換操作のID番号です。SDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID列の値と一致します。

TARGET_SRID

NUMBER(10)

座標変換を実行する際の変換先の座標系(空間参照システム)のID番号です。この変換では、COORD_OP_IDで指定する操作が使用されます。

6.7.25 SDO_PREFERRED_OPS_USER表

SDO_PREFERRED_OPS_USER表には、ユーザーが定義するソースとターゲットのSRIDおよび座標変換操作の指定ごとに、1つの行が含まれます。SDO_PREFERRED_OPS_USER表に行を挿入すると、ソースおよびターゲット座標系間のカスタム変換を作成できます。また、変換操作の名前(USE_CASE列の値)を指定して、様々なSDO_CSファンクションやプロシージャのuse_caseパラメータとして使用することもできます。SDO_CS.DELETE_ALL_EPSG_RULESプロシージャでユースケースを指定すると、そのユースケースに関連付けられている行がこの表から削除されます。この表に含まれる列を、表6-24に示します。

表6-24 SDO_PREFERRED_OPS_USER表

列名 データ型 説明

USE_CASE

VARCHAR2(32)

ソースとターゲットのSRIDおよび座標変換操作を規定するこの仕様の名前です。

SOURCE_SRID

NUMBER(10)

変換を実行する際の変換元の座標系(空間参照システム)のID番号です。

COORD_OP_ID

NUMBER(10)

座標変換操作のID番号です。SDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID列の値と一致します。

TARGET_SRID

NUMBER(10)

変換を実行する際の変換先の座標系(空間参照システム)のID番号です。

6.7.26 SDO_PRIME_MERIDIANS表

SDO_PRIME_MERIDIANS表には、データ指定で使用可能な本初子午線ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-25に示します。

表6-25 SDO_PRIME_MERIDIANS表

列名 データ型 説明

PRIME_MERIDIAN_ID

NUMBER(10)

本初子午線のID番号です。例: 8907

PRIME_MERIDIAN_NAME

VARCHAR2(80)

本初子午線の名前です。例: Bern

GREENWICH_LONGITUDE

FLOAT(49)

本初子午線の経度(グリニッジ子午線からのオフセット)です。 例: 7.26225

UOM_ID

NUMBER(10)

本初子午線の測定単位のID番号です。SDO_UNITS_OF_MEASURE表(「SDO_UNITS_OF_MEASURE表」を参照)のUOM_ID列の値と一致します。例: 9110(60進法の度の場合)

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: Bundesamt fur Landestopographie

DATA_SOURCE

VARCHAR2(254)

このレコードのデータを提供した組織です(Oracle以外の場合)。例: EPSG

6.7.27 SDO_UNITS_OF_MEASURE表

SDO_UNITS_OF_MEASURE表には、測定単位ごとに1つの行が含まれます。この表に含まれる列を、表6-26に示します。

表6-26 SDO_UNITS_OF_MEASURE表

列名 データ型 説明

UOM_ID

NUMBER(10)

測定単位のID番号です。例: 10032

UNIT_OF_MEAS_NAME

VARCHAR2(2083)

測定単位の名前で、URLまたはURIを指定することもできます。例: Meter

SHORT_NAME

VARCHAR2(80)

測定単位の短縮名です(短縮名がある場合)。例: METER

UNIT_OF_MEAS_TYPE

VARCHAR2(50)

単位が使用される測定の種類です。角度単位(angle)、面積単位(area)、距離単位(length)、スケール単位(scale)または容積単位(volume)です。

TARGET_UOM_ID

NUMBER(10)

ターゲットの測定単位のID番号です。EPSG測定単位表のTARGET_UOM_CODE列と対応しています。この列は、「式(POSC)を使用して現在のUOMを変換可能な、種類が同じ他のUOM。EPSGで提供する測定単位では、POSCファクタのAおよびDは必ずゼロに等しい」と説明されています。

FACTOR_B

NUMBER

EPSG測定単位表のFACTOR_B列と対応しています。この列は、「ターゲットUOM(y)の量は、y = (B/C).xの変換により、現在のUOM(x)の量から得られる」と説明されています。

ユーザー定義の測定単位の場合、FACTOR_Bは通常、平方mの数値またはmの数値のうち単位が等しい方の数値です。ユーザー定義の単位の詳細は、「ユーザー定義の測定単位の作成」を参照してください。

FACTOR_C

NUMBER

EPSG測定単位表のFACTOR_C列と対応しています。

ユーザー定義の測定単位でのFACTOR_Cについては、「ユーザー定義の測定単位の作成」を参照してください。

INFORMATION_SOURCE

VARCHAR2(254)

この情報のソースです。例: ISO 1000.

DATA_SOURCE

VARCHAR2(40)

このレコードのデータを提供している組織です。例: EPSG

IS_LEGACY

VARCHAR2(5)

測定単位の定義が、リリース2 (10.2)より前のOracle Spatialに含まれていた場合はTRUE、Oracle Spatialリリース2 (10.2)で新設された定義の場合はFALSEです。

LEGACY_CODE

NUMBER(10)

EPSG測定単位と同じ意味を持つレガシー測定単位が(リリース2(10.2)より前のOracle Spatialに)存在する場合は、そのレガシー測定単位のUOM_ID値です。

6.7.28 座標系の表とビューとの関係

Spatial and Graphのシステム表およびビューの定義は、EPSGデータ・モデルおよびデータセットに基づいているため、EPSGのエンティティ関連(E-R)ダイアグラムを参照すると、Spatial and Graphの座標系データ構造間の関係の概要がよくわかります。EPSG E-Rダイアグラムは、ドキュメントhttp://www.ihsenergy.com/epsg/geod_arch.htmlに記載されています。

ただし、Oracle Spatial and Graphでは次のEPSG E-Rダイアグラムは使用されていません。

  • Area of Use(ダイアグラムの中央上部にある黄色いボックス)

  • Deprecation、Aliasなど(ダイアグラムの右下部分にピンク色のボックスで表されている部分)

この他、Spatial and Graphでは、一部の表名がSpatial and Graph独自の命名規則に準拠するように変更され、表6-27に示す一部の表は使用されません。

表6-27 EPSGの表名とOracle Spatial and Graphの名前

EPSGの表名 Oracleの表名

Coordinate System

SDO_COORD_SYS

Coordinate Axis

SDO_COORD_AXES

Coordinate Reference System

SDO_COORD_REF_SYSTEM

Area Of Use

(使用されていません。)

Datum

SDO_DATUMS

Prime Meridian

SDO_PRIME_MERIDIANS

Ellipsoid

SDO_ELLIPSOIDS

Unit Of Measure

SDO_UNITS_OF_MEASURE

Coordinate Operation

SDO_COORD_OPS

Coord.Operation Parameter ValueCoord

SDO_COORD_OP_PARAM_VALS

Operation Parameter UsageCoord.

SDO_COORD_OP_PARAM_USE

Operation Parameter

SDO_COORD_OP_PARAMS

Coordinate Operation Path

SDO_COORD_OP_PATHS

Coordinate Operation Method

SDO_COORD_OP_METHODS

Change

(使用されていません。)

Deprecation

(使用されていません。)

Supersession

(使用されていません。)

Naming System

(使用されていません。)

Alias

(使用されていません。)

Any Entity

(使用されていません。)

6.7.29 EPSGベースの座標系に関する情報の検索

この項では、EPSGベースの測地座標系および投影座標系に関する情報を、Spatial and Graphの座標系データ構造で問い合せる方法を説明します。

6.7.29.1 測地座標系

人間が判読可能なCRSのサマリー形式はWKT文字列です。次に例を示します。

SQL> select wktext from cs_srs where srid = 4326;
 
WKTEXT
--------------------------------------------------------------------------------
GEOGCS [ "WGS 84", DATUM ["World Geodetic System 1984 (EPSG ID 6326)", SPHEROID
["WGS 84 (EPSG ID 7030)", 6378137, 298.257223563]], PRIMEM [ "Greenwich", 0.0000
00 ], UNIT ["Decimal Degree", 0.01745329251994328]]

EPSG WKTは、下位互換性を維持するためにSpatial and Graphによって自動生成されます。EPSG WKTには便宜上、数値ID(前述の例のEPSG ID 6326など)も含まれます。ただし、詳細な情報を得るには、座標系データ構造に格納されたEPSGデータにアクセスする必要があります。次の例は、SRID 4123に対する楕円体、データのシフト、回転およびスケール調整に関する情報を戻します。

SQL> select
  ell.semi_major_axis,
  ell.inv_flattening,
  ell.semi_minor_axis,
  ell.uom_id,
  dat.shift_x,
  dat.shift_y,
  dat.shift_z,
  dat.rotate_x,
  dat.rotate_y,
  dat.rotate_z,
  dat.scale_adjust
from
  sdo_coord_ref_system crs,
  sdo_datums dat,
  sdo_ellipsoids ell
where
  crs.srid = 4123 and
  dat.datum_id = crs.datum_id and
  ell.ellipsoid_id = dat.ellipsoid_id;
 
SEMI_MAJOR_AXIS INV_FLATTENING SEMI_MINOR_AXIS     UOM_ID    SHIFT_X    SHIFT_Y    SHIFT_Z   ROTATE_X   ROTATE_Y   ROTATE_Z SCALE_ADJUST
--------------- -------------- --------------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ------------
        6378388            297      6356911.95       9001      -90.7     -106.1     -119.2       4.09       .218      -1.05         1.37

前述の例では、UOM_IDはSEMI_MAJOR_AXIS(a)およびSEMI_MINOR_AXIS(b)の測定単位を表します。INV_FLATTENINGはa/(a-b)であり、単位は関連付けられていません。シフトの単位はmで、回転角度の単位はアーク秒数、スケール調整の単位は100万分の1です。

UOM_IDを解釈するには、次の例に示すとおり、単位表を問い合せます。

SQL> select UNIT_OF_MEAS_NAME from sdo_units_of_measure where UOM_ID = 9001;
 
UNIT_OF_MEAS_NAME
--------------------------------------------------------------------------------
metre

次の例に示すとおり、長さの単位換算率は、mに対して相対的に指定します。

SQL> select UNIT_OF_MEAS_NAME, FACTOR_B/FACTOR_C from sdo_units_of_measure where UOM_ID = 9002;
 
UNIT_OF_MEAS_NAME
--------------------------------------------------------------------------------
FACTOR_B/FACTOR_C
-----------------
foot
            .3048

次の例に示すとおり、角度の単位換算率は、ラジアンに対して相対的に指定します。

SQL> select UNIT_OF_MEAS_NAME, FACTOR_B/FACTOR_C from sdo_units_of_measure where UOM_ID = 9102;
 
UNIT_OF_MEAS_NAME
--------------------------------------------------------------------------------
FACTOR_B/FACTOR_C
-----------------
degree
       .017453293

6.7.29.2 投影座標系

「測地座標系」で説明したとおり、WKTは人間が判読可能なCRSのサマリーですが、実際のEPSGデータはSpatial and Graphの座標系データ構造に格納されています。次の例に、投影座標系のWKT文字列を示します。

SQL> select wktext from cs_srs where srid = 32040;
 
WKTEXT
--------------------------------------------------------------------------------
PROJCS["NAD27 / Texas South Central", GEOGCS [ "NAD27", DATUM ["North American D
atum 1927 (EPSG ID 6267)", SPHEROID ["Clarke 1866 (EPSG ID 7008)", 6378206.4, 29
4.978698213905820761610537123195175418]], PRIMEM [ "Greenwich", 0.000000 ], UNIT
 ["Decimal Degree", 0.01745329251994328]], PROJECTION ["Texas CS27 South Central
 zone (EPSG OP 14204)"], PARAMETER ["Latitude_Of_Origin", 27.8333333333333333333
3333333333333333333], PARAMETER ["Central_Meridian", -98.99999999999999999999999
999999999999987], PARAMETER ["Standard_Parallel_1", 28.3833333333333333333333333
3333333333333], PARAMETER ["Standard_Parallel_2", 30.283333333333333333333333333
33333333333], PARAMETER ["False_Easting", 2000000], PARAMETER ["False_Northing",
 0], UNIT ["U.S. Foot", .3048006096012192024384048768097536195072]]

投影CRSの基となる地理CRSを特定するには、次の例に示すとおり、SDO_COORD_REF_SYSTEM表を問い合せます。

SQL> select SOURCE_GEOG_SRID from sdo_coord_ref_system where srid = 32040;
 
SOURCE_GEOG_SRID
----------------
            4267

次の例では、投影CRS 32040の投影方法が戻されます。

SQL> select
  m.coord_op_method_name
from
  sdo_coord_ref_sys crs,
  sdo_coord_ops ops,
  sdo_coord_op_methods m
where
  crs.srid = 32040 and
  ops.coord_op_id = crs.projection_conv_id and
  m.coord_op_method_id = ops.coord_op_method_id;
 
COORD_OP_METHOD_NAME
--------------------------------------------------
Lambert Conic Conformal (2SP)

次の例では、投影CRS 32040の投影パラメータが戻されます。

SQL> select
  params.parameter_name || ' = ' ||
  vals.parameter_value || ' ' ||
  uom.unit_of_meas_name "Projection parameters"
from
  sdo_coord_ref_sys crs,
  sdo_coord_op_param_vals vals,
  sdo_units_of_measure uom,
  sdo_coord_op_params params
where
  crs.srid = 32040 and
  vals.coord_op_id = crs.projection_conv_id and
  uom.uom_id = vals.uom_id and
  params.parameter_id = vals.parameter_id;
 
Projection parameters
--------------------------------------------------------------------------------
Latitude of false origin = 27.5 sexagesimal DMS
Longitude of false origin = -99 sexagesimal DMS
Latitude of 1st standard parallel = 28.23 sexagesimal DMS
Latitude of 2nd standard parallel = 30.17 sexagesimal DMS
Easting at false origin = 2000000 US survey foot
Northing at false origin = 0 US survey foot
 

次の例は基本的に前述の例と同じ問合せですが、基本単位への値の変換も行われます。

SQL> select
  params.parameter_name || ' = ' ||
  vals.parameter_value || ' ' ||
  uom.unit_of_meas_name || ' = ' ||
  sdo_cs.transform_to_base_unit(vals.parameter_value, vals.uom_id) || ' ' ||
  decode(
    uom.unit_of_meas_type,
    'area', 'square meters',
    'angle', 'radians',
    'length', 'meters',
    'scale', '', '') "Projection parameters"
from
  sdo_coord_ref_sys crs,
  sdo_coord_op_param_vals vals,
  sdo_units_of_measure uom,
  sdo_coord_op_params params
where
  crs.srid = 32040 and
  vals.coord_op_id = crs.projection_conv_id and
  uom.uom_id = vals.uom_id and
  params.parameter_id = vals.parameter_id;
 
Projection parameters
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Latitude of false origin = 27.5 sexagesimal DMS = .485783308471754564814814814814814814815 radians
Longitude of false origin = -99 sexagesimal DMS = -1.7278759594743845 radians
Latitude of 1st standard parallel = 28.23 sexagesimal DMS = .495382619357723367592592592592592592593 radians
Latitude of 2nd standard parallel = 30.17 sexagesimal DMS = .528543875145615595370370370370370370371 radians
Easting at false origin = 2000000 US survey foot = 609601.219202438404876809753619507239014 meters
Northing at false origin = 0 US survey foot = 0 meters

次の例では、投影CRS 32040の投影測定単位が戻されます。(投影単位は、投影パラメータに使用された長さの単位とは異なる場合があります。)

SQL> select
  axes.coord_axis_abbreviation || ': ' ||
  uom.unit_of_meas_name "Projection units"
from
  sdo_coord_ref_sys crs,
  sdo_coord_axes axes,
  sdo_units_of_measure uom
where
  crs.srid = 32040 and
  axes.coord_sys_id = crs.coord_sys_id and
  uom.uom_id = axes.uom_id;
 
Projection units
------------------------------------------------------------------------------
X: US survey foot
Y: US survey foot