Oracle Databaseのオプティマイザは、データベースおよびそのオブジェクトに関する詳細を表す統計を収集します。統計は、オプティマイザが各SQL文に対して最適な実行計画を選択するために不可欠のものです。オプティマイザ統計の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。
DBMS_STATS.GATHER_INDEX_STATS
やDBMS_STATS.GATHER_SCHEMA_STATS
などのプロシージャを使用して空間索引関連の索引統計を収集できるようにするには、統計収集を実行するデータベース・ユーザー全員にCREATE TABLE権限が付与されている必要があります。
異なるスキーマ(ユーザー)の空間ドメイン索引に対してANALYZE INDEXを実行する場合、ANALYZE操作を実行するユーザーには次の権限が必要です。
見つからない一時表を作成するためのCREATE ANY TABLE
既存の一時表を切捨てまたは削除するためのDROP ANY TABLE
統計が正常に収集された場合は、統計収集対象の索引ごとに、MDXT_%objID%という形式の名前で表が作成されます。このような表のそれぞれに格納される空間統計データは、デフォルトでは512行です。