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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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5.1.8 ロールバック・セグメントおよびソート領域サイズ

この項は、ユーザー(データベース管理者)がOracle Databaseの自動UNDO管理機能またはPGAメモリー管理機能のいずれかを使用していないか、あるいはこの両方を使用していない場合にのみ適用されます。自動メモリー管理およびPGAメモリー管理は、デフォルトで有効になっており、これらを使用することをお薦めします。これらの機能の詳細は、次を参照してください。

自動UNDO管理を使用していない場合、ロールバック・セグメントの大きさが十分でないと、空間索引の作成は失敗します。ロールバック・セグメントは、100×nバイト(nは索引付けされるデータの行)である必要があります。たとえば、1,000,000行ある表の場合、ロールバック・セグメントのサイズは100,000,000バイトである必要があります。

十分なロールバック・セグメントを確保する場合、または空間索引の作成時にロールバック・セグメントを拡張できないというエラーが発生した場合は、ユーザー(またはDBA)が、ロールバック・セグメントのサイズおよび構造を再確認します。適切なサイズのパブリック・ロールバック・セグメントを作成し、そのロールバック・セグメントをオンラインにします。また、大きな空間索引の操作中は、不適切で小さなロールバック・セグメントがすべてオフラインになっていることを確認してください。

PGAメモリー管理機能を使用していない場合、データベース・パラメータSORT_AREA_SIZEは、索引作成に必要な時間に影響します。SORT_AREA_SIZEの値は、ソート操作で使用するメモリーの最大バイト数です。最適値はデータベースのサイズによって異なりますが、空間索引を作成する場合は1,000,000バイト以上にすることをお薦めします。SORT_AREA_SIZEの値を変更する場合は、ALTER SESSION文を使用します。次の文は、値を20,000,000バイトに変更します。

ALTER SESSION SET SORT_AREA_SIZE = 20000000;