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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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1.4 ジオメトリ・タイプ

ジオメトリは、直線セグメントまたは円弧を結合した頂点を順番につなげたものです。ジオメトリのセマンティクスは、そのタイプによって決まります。Spatial and Graphは、いくつかの基本タイプ、および2次元を含む、次のタイプの集合で構成されるジオメトリをサポートしています。

2次元の点は、XとYの2つの座標値(経度および緯度である場合が多い)で構成される要素です。線ストリングは、線セグメントを定義する2点のペアの、1つ以上の集合で構成されます。ポリゴンは、閉じた輪を形成するように連結された複数の線ストリングで構成されます。たとえば、点で建物の位置を、線ストリングで道路または飛行経路を、多角形で都道府県、都市、区画地域または都市の街区を表現できます。

自己交差する線ストリングはサポートされますが、自己交差するポリゴンはサポートされません。自己交差する線ストリングは、ポリゴンを形成しません。自己交差する線ストリングでは、領域が暗黙的に指定されません。

次の図は、ジオメトリ・タイプを表しています。

図1-1 ジオメトリ・タイプ

図1-1の説明が続きます
図1-1「ジオメトリ・タイプ」の説明

Spatial and Graphは、3次元および4次元のジオメトリ・タイプの格納および索引付けもサポートします。これらのジオメトリ・タイプでは、定義されるオブジェクトの各頂点の定義に3つまたは4つの座標が使用されます。3次元ジオメトリのサポートの詳細は、「3次元の空間オブジェクト」を参照してください。