Spatial and Graphでは、インストール中にジョブの実行に必要な最小限の権限を持つユーザー・アカウントが作成されます。これらのアカウントはロックされた期限切れの状態で作成されます。アカウントを使用する必要がある場合は、ロックを解除する必要があります。表1-3に、Spatial and Graphによって作成される事前定義のユーザー・アカウントを示します。
表1-3 Spatial and Graphによって作成される事前定義のユーザー・アカウント
ユーザー・アカウント | 説明 |
---|---|
MDDATA |
ジオコーディング・アプリケーションおよびルーティング・アプリケーションで使用するデータを格納するためにOracle Spatial and Graphで使用されるスキーマです。これは、ジオコーディング・データおよびルーティング・データにアクセスするOracleソフトウェアのデフォルトのスキーマです。 |
SPATIAL_CSW_ADMIN_USR |
Catalog Services for the Web(CSW)アカウント。データベースからすべてのレコード・タイプ・メタデータとすべてのレコード・インスタンスを、キャッシュされたレコード・タイプのメイン・メモリーにロードするために、Oracle Spatial and Graph CSWキャッシュ・マネージャで使用されます。 |
SPATIAL_WFS_ADMIN_USR |
Web Feature Service(WFS)アカウント。データベースからすべてのフィーチャ・タイプ・メタデータとすべてのフィーチャ・インスタンスを、キャッシュされたフィーチャ・タイプのメイン・メモリーにロードするために、Oracle Spatial and Graph WFSキャッシュ・マネージャで使用されます。 |
Oracle Databaseの事前定義のユーザー・アカウント(アカウント保護方法を含む)の詳細は、『Oracle Database 2日でセキュリティ・ガイド』を参照してください。