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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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22.3 SDO_GCDR.GEOCODE_ADDR

書式

SDO_GCDR.GEOCODE_ADDR(
     gc_username IN VARCHAR2, 
     address     IN SDO_GEO_ADDR 
     ) RETURN SDO_GEO_ADDR;

説明

SDO_GEO_ADDRオブジェクトの属性を使用して、入力された住所をジオコードし、最初に一致した住所をSDO_GEO_ADDRオブジェクトとして戻します。

パラメータ

gc_username

ジオコーディングを行うデータを含む表を所有するユーザー名を指定します。

address

1つ以上の属性セットを持つSDO_GEO_ADDRオブジェクトです。SDO_GEO_ADDR型の詳細は、「SDO_GEO_ADDR表」を参照してください。

使用上の注意

このファンクションでは、入力SDO_GEO_ADDRオブジェクトで設定可能な属性を必要に応じて指定できます。このファンクションは最初に一致する住所を検索し、可能な属性セットをすべて持つSDO_GEO_ADDRオブジェクトを戻します。

形式化されていない住所行で指定した入力住所をジオコードするSDO_GCDR.GEOCODEファンクションとは異なり、SDO_GCDR.GEOCODE_ADDRファンクションは、SDO_GEO_ADDRオブジェクトで定義した個々の住所フィールドで指定した入力住所をジオコードします。形式化されていない住所行を使用する場合、入力された住所を解析して個々の住所フィールドに分解するために、ジオコーディング・ソフトウェアを使用する必要があります。通常、この処理は問題なく実行されますが、入力された住所が十分に形式化されていない場合は、不適切な結果が生成されることがあります。これに対し、入力された住所の一部をSDO_GEO_ADDRオブジェクトの属性として指定すると、ジオコーディング・エラーの発生を減少させ、適切な結果を生成することができます。

SDO_GCDR.GEOCODE_ADDRファンクションの例については、「場所名からのジオコーディング」例11-2および例11-3を参照してください。

SDO_GCDR.GEOCODE_ADDR_ALLファンクションも参照してください(実行する操作はこのファンクションと同じですが、複数の住所を戻すことができます)。

次の例では、CALIFORNIA PACIFIC MEDICAL CTRという名前の対象点のジオコード結果を戻します。ここでは、create_addr_from_placenameという名前のユーザー定義ファンクション(「場所名からのジオコーディング」例11-2で定義)を使用して入力SDO_GEO_ADDRオブジェクトを作成します。

SELECT sdo_gcdr.geocode_addr('SCOTT', 
  create_addr_from_placename('CALIFORNIA PACIFIC MEDICAL CTR', 'US')) 
FROM DUAL;

SDO_GCDR.GEOCODE_ADDR('SCOTT',CREATE_ADDR_FROM_PLACENAME('CALIFORNIAPACIFICME
--------------------------------------------------------------------------------
SDO_GEO_ADDR(0, SDO_KEYWORDARRAY(), 'CALIFORNIA PACIFIC MEDICAL CTR-SF', 'BUCHAN
AN ST', NULL, NULL, 'SAN FRANCISCO', NULL, 'CA', 'US', '94115', NULL, '94115', N
ULL, '2333', NULL, NULL, 'F', 'F', NULL, NULL, 'L', 0, 23599031, '??????????B281
CP?', 4, 'DEFAULT', -122.43097, 37.79138, '????4141114??404?')