書式
SDO_TIN_PKG.CREATE_TIN( inp IN SDO_TIN, inptable IN VARCHAR2, clstPcdataTbl IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
説明
inptable
パラメータで指定した点を使用してTINを作成します。
パラメータ
使用するSDO_TINオブジェクトを指定します。このオブジェクトは、SDO_TIN_PKG.INITファンクションによって作成されている必要があります。
入力TINデータを含む表またはビューの名前を指定します。この表またはビューには、次の列が含まれている必要があります。
RID (VARCHAR2(24)): 各点の一意のID。
VAL_D1 (NUMBER): 次元1の座標。
VAL_D2 (NUMBER): 次元2の座標。
. . .
VAL_Dn (NUMBER): 次元nの座標。ここでのnは、最も数字の大きい次元です。nは、TINが初期化されたときのSDO_TIN_PKG.INITファンクションへのコールに含まれていたtin_tot_dimensions
パラメータ値と一致している必要があります。
結果として生成された点データを格納する表の名前を指定します。値を指定しない場合、この表は作成されません。表の詳細は、「使用上の注意」を参照してください。
使用上の注意
TINの最初のいくつかの次元を索引付けすると、後でSDO_TIN_PKG.CLIP_TINファンクションを使用して検索することができます。索引付けする次元の正確な数は、初期化されたTINオブジェクト内のTINエクステントの次元(具体的にはinp.tin_extent.sdo_gtype/1000
)によって決まります。
inptable
パラメータにビュー名を指定すると、SELECT ROWID FROM <view-name>
の問合せはエラーを戻すことはできません。
clstPcdataTbl
パラメータで表名を指定する場合は、指定する表が存在し、次の列が含まれている必要があります。
PTN_ID (NUMBER)
POINT_ID (NUMBER)
RID (VARCHAR2(24)): 各点の一意のID。
VAL_D1 (NUMBER): 次元1の座標。
VAL_D2 (NUMBER): 次元2の座標。
. . .
VAL_Dn (NUMBER): 次元nの座標。ここでのnは、最も数字の大きい次元です。nは、TINが初期化されたときのSDO_TIN_PKG.INITファンクションへのコールに含まれていたtin_tot_dimensions
パラメータ値と一致している必要があります。
clstPcdataTbl
パラメータの値が指定されている場合、このファンクションは、PTN_IDおよびPOINT_IDに対して適切な値を割り当て、他の属性のinptable
表またはビューから値をコピーすることによって表にデータを挿入します。この表は索引構成表として作成できます。この表をアプリケーションで使用すると、索引次元で反映される次元以外の次元に関してSQL問合せを使用した検索を実行できます。(索引次元および総次元の説明は、SDO_TIN_PKG.INITファンクションのtin_tot_dimensions
パラメータの説明を参照してください。)
SDO_TINデータ型の詳細は、「TINに関連するオブジェクト型」を参照してください。
TINを使用して表面をモデル化する方法は、「表面のモデル化」を参照してください。
例
次の例ではTINを作成します。これは、Oracle Database Examplesメディアからすでにファイルをインストールしている場合は、$ORACLE_HOME/md/demo/TIN/examples/plsql/tin.sql
から取得できます(『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照)。
. . . -- Create the blocks for the TIN. sdo_tin_pkg.create_tin( tin, -- Initialized TIN object 'INPTAB', -- Name of input table to ingest into the pointcloud 'RES' -- Name of output table that stores the points (with ptn_id,pt_id) ); / . . .