3次元の矩形(3次元空間の矩形状のポリゴン)のすべての頂点を指定するかわりに、X、YおよびZ次元について最小座標値(min-corner)と最大座標値(max-corner)に対応する2つの角を指定するだけで矩形を表現できます。
この方法で定義された3次元の矩形の方向は、次のようになります。
矩形が<min-corner, max-corner>で指定された場合、法線は直交する3つ目の次元の正の方向を指します。
矩形が<max-corner, min-corner>で指定された場合、法線は直交する3つ目の次元の負の方向を指します。
たとえば、矩形がXY面にあり、頂点の順序が<min-corner, max-corner>の場合、法線は正のZ軸方向を指しますが、順序が<max-corner, min-corner>の場合、法線は負のZ軸方向を指します。
矩形におけるこれらの方向規則を使用して、次の要件を満たすように、矩形のmin-cornerとmax-cornerの各頂点の順序を適切に指定できます。
矩形がソリッドの一部である場合、ソリッドにおける各ポリゴンの法線は常にソリッドから外方向を指します。
矩形が面の一部である場合、内側の矩形ポリゴンはその外側の矩形ポリゴンとは反対の方向を向きます。