構文
用途
RPAD
は、expr1
の右にexpr2
で指定した文字を必要に応じて連続的に埋め込み、長さn
にして戻します。この関数は、問合せの出力を書式設定する場合に役立ちます。
expr1
およびexpr2
は、CHAR
、VARCHAR2
、NCHAR
、NVARCHAR2
、CLOB
またはNCLOB
データ型です。戻される文字列は、expr1
が文字データ型の場合はVARCHAR2
データ型、expr1
が各国語キャラクタ・データ型の場合はNVARCHAR2
データ型、expr1
がLOBデータ型の場合はLOBデータ型になります。expr1
と同じキャラクタ・セットの文字列が戻されます。引数n
は、NUMBER
型の整数か、またはNUMBER
型の整数に暗黙的に変換可能な値である必要があります。
expr1
はNULL以外である必要があります。expr2
を指定しない場合、デフォルトで空白1個が指定されます。expr1
がn
より長い場合、このファンクションはn
に収まるexpr1
の一部を戻します。
引数n
は、戻り値が画面に表示される場合の全体の長さです。ほとんどのキャラクタ・セットでは、戻り値の文字数です。ただし、一部のマルチバイト・キャラクタ・セットでは、文字列の表示長はその文字列の文字数と異なることがあります。
例
次の例では、空白にアスタリスクを埋め込んで、給与額の単純なチャートを作成します。
SELECT last_name, RPAD(' ', salary/1000/1, '*') "Salary" FROM employees WHERE department_id = 80 ORDER BY last_name, "Salary"; LAST_NAME Salary ------------------------- --------------- Abel ********** Ande ***** Banda ***** Bates ****** Bernstein ******** Bloom ********* Cambrault ********** Cambrault ****** Doran ****** Errazuriz *********** Fox ******** Greene ******** Hall ******** Hutton ******* Johnson ***** King ********* . . .