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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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SQL*Plus Instant Clientの構成について

SQL*Plus Instant Client実行可能ファイルは、バージョンが一致するOCI Instant Clientとともにのみ使用する必要があります。

環境変数ORACLE_HOMEまたはORACLE_SIDを設定する必要はありません。

Linuxでの(RPMからの)SQL*Plus Instant Clientの構成

OTNからダウンロードしたRPMは、/usrファイル・システム内のOracle固有のサブディレクトリにインストールされます。サブディレクトリ構造によって、複数のバージョンのInstant Clientを使用できます。

  1. Instant Clientライブラリを含むディレクトリの名前をLD_LIBRARY_PATHに追加します。その他のOracleディレクトリは削除します。

    たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisにLD_LIBRARY_PATHを設定するには、次のように指定します。

    LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/oracle/12.1.0.1/client/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
    export LD_LIBRARY_PATH
  2. RPMからインストールしたsqlplus実行可能ファイルがPATHの先頭にあることを確認します。テストするには、which sqlplusと入力します。/usr/bin/sqlplusが戻されるはずです。そうでない場合は、他のOracleディレクトリをPATHから削除するか、PATH内の他のSQL*Plus実行可能ファイルの前に/usr/binを入力するか、あるいは絶対パスまたは相対パスを使用してSQL*Plusを起動します。

    たとえば、bashシェルでPATHを設定するには、次のように指定します。

    PATH=/usr/bin:${PATH}
    export PATH

    複数のバージョンのSQL*Plusをインストールする場合は、シンボリック・リンク/usr/bin/sqlplusを、LD_LIBRARY_PATH内のライブラリと一致するSQL*Plusのバージョンに変更する必要がある場合があります。12.1.0.1の場合、/usr/bin/sqlplusは、/usr/lib/oracle/12.1.0.1/client/bin/sqlplusにあるSQL*Plusバイナリのシンボリック・リンクです。

  3. ロケールに必要なOracleグローバリゼーション変数を設定します。変数を設定しない場合は、デフォルトのロケールが指定されたものとみなされます。詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

    次に例を示します。

    NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8
    export NLS_LANG

Linux(Clientメディアまたはzipファイルから)およびUNIXでのSQL*Plus Instant Clientの構成

  1. Instant Clientファイルを含むディレクトリの名前を、適切な共有ライブラリ・パスLD_LIBRARY_PATH、LIBPATHまたはSHLIB_PATHに追加します。その他のOracleディレクトリは削除します。

    たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisに設定するには、次のように指定します。

    LD_LIBRARY_PATH=/home/instantclient12_1:${LD_LIBRARY_PATH}
    export LD_LIBRARY_PATH
  2. Instant Clientファイルを含むディレクトリを環境変数PATHに追加します。設定されていない場合は、絶対パスまたは相対パスを使用してSQL*Plusを起動する必要があります。その他のOracleディレクトリはPATHから削除します。次に例を示します。
    PATH=/home/instantclient12_1:${PATH}
    export PATH
  3. ロケールに必要なOracleグローバリゼーション変数を設定します。変数を設定しない場合は、デフォルトのロケールが指定されたものとみなされます。詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

    次に例を示します。

    NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8
    export NLS_LANG

WindowsでのSQL*Plus Instant Clientの構成

環境は、Windowsコマンド・プロンプトでSETコマンドを使用して構成するか、またはシステム・プロパティの環境変数を設定して永続的にできます。

たとえば、Windows 2000でシステム・プロパティを使用して環境変数を設定するには、「コントロール パネル」から「システム」を開き、「詳細設定」タブをクリックしてから、「環境変数」をクリックします。

  1. Instant Clientファイルを含むディレクトリをシステム環境変数PATHに追加します。その他のOracleディレクトリはPATHから削除します。

    たとえば、PATHの先頭にc:\instantclient12_1を追加します。

  2. ロケールに必要なOracleグローバリゼーション変数を設定します。変数を設定しない場合は、デフォルトのロケールが指定されたものとみなされます。詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。たとえば、日本語環境用のNLS_LANGを設定するには、JAPANESE_JAPAN.JA16EUCに設定されたユーザー環境変数NLS_LANGを作成します。

    軽量Instant Clientをインストールした場合、サポートされているNLS_LANG設定については、「軽量Instant Client」を参照してください。