SQL*Plus Instant Client実行可能ファイルは、バージョンが一致するOCI Instant Clientとともにのみ使用する必要があります。
環境変数ORACLE_HOMEまたはORACLE_SIDを設定する必要はありません。
OTNからダウンロードしたRPMは、/usrファイル・システム内のOracle固有のサブディレクトリにインストールされます。サブディレクトリ構造によって、複数のバージョンのInstant Clientを使用できます。
たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisにLD_LIBRARY_PATHを設定するには、次のように指定します。
LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/oracle/12.1.0.1/client/lib:${LD_LIBRARY_PATH} export LD_LIBRARY_PATH
たとえば、bashシェルでPATHを設定するには、次のように指定します。
PATH=/usr/bin:${PATH} export PATH
複数のバージョンのSQL*Plusをインストールする場合は、シンボリック・リンク/usr/bin/sqlplusを、LD_LIBRARY_PATH内のライブラリと一致するSQL*Plusのバージョンに変更する必要がある場合があります。12.1.0.1の場合、/usr/bin/sqlplusは、/usr/lib/oracle/12.1.0.1/client/bin/sqlplusにあるSQL*Plusバイナリのシンボリック・リンクです。
次に例を示します。
NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8 export NLS_LANG
たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisに設定するには、次のように指定します。
LD_LIBRARY_PATH=/home/instantclient12_1:${LD_LIBRARY_PATH} export LD_LIBRARY_PATH
PATH=/home/instantclient12_1:${PATH} export PATH
環境は、Windowsコマンド・プロンプトでSETコマンドを使用して構成するか、またはシステム・プロパティの環境変数を設定して永続的にできます。
たとえば、Windows 2000でシステム・プロパティを使用して環境変数を設定するには、「コントロール パネル」から「システム」を開き、「詳細設定」タブをクリックしてから、「環境変数」をクリックします。
たとえば、PATHの先頭にc:\instantclient12_1を追加します。
軽量Instant Clientをインストールした場合、サポートされているNLS_LANG設定については、「軽量Instant Client」を参照してください。