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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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バインド変数の使用方法について

バインド変数は、SQL*Plusで作成し、PL/SQLまたはSQLで参照する変数です。SQL*Plusでバインド変数を作成した場合、その変数はPL/SQLサブプログラムの中で宣言した変数と同様に使用でき、SQL*Plusからもアクセスできます。バインド変数は、リターン・コードの格納、PL/SQLサブプログラムのデバッグなどに使用できます。

バインド変数はSQL*Plusから認識できるため、SQL*Plusでのバインド変数の値の表示、およびSQL*Plusで実行するPL/SQLサブプログラムでのバインド変数の参照が可能です。

バインド変数の作成

バインド変数は、SQL*PlusでVARIABLEコマンドを使用して作成します。次に例を示します。

VARIABLE ret_val NUMBER

このコマンドによって、データ型がNUMBERで、ret_valという名前のバインド変数が作成されます。詳細は、「VARIABLE」コマンドを参照してください。(あるセッションで作成したすべてのバインド変数を表示するには、引数を付けずにVARIABLEと入力します。)

バインド変数の参照

PL/SQLでバインド変数を参照するには、コロン(:)を入力し、その直後に変数の名前を指定します。次に例を示します。

:ret_val := 1;

SQL*Plusでこのバインド変数を変更するには、PL/SQLブロックを入力する必要があります。次に例を示します。

BEGIN
 :ret_val:=4;
END;
/
PL/SQL procedure successfully completed.

このコマンドは、ret_valという名前のバインド変数に値を割り当てます。

バインド変数の表示

SQL*Plusでバインド変数の値を表示するには、SQL*PlusのPRINTコマンドを使用します。次に例を示します。

PRINT RET_VAL
   RET_VAL
----------
         4

このコマンドは、ret_valという名前のバインド変数を表示します。バインド変数の表示の詳細は、「PRINT」を参照してください。