STARTコマンドを使用すると、スクリプトが取得され、そこに含まれるコマンドが実行されます。SQLコマンド、PL/SQLブロックおよびSQL*Plusコマンドを含むスクリプトを実行するには、STARTを使用します。ファイル内に多くのコマンドを含むことができます。STARTコマンドの後に、ファイルの名前を入力します。
START file_name
デフォルトでは、ファイルに拡張子.SQLが割り当てられていると想定されています。
LAST NAME MONTHLY SALARY COMMISSION % ------------------------- -------------- ------------ Russell $14,000 0.40 Partners $13,500 0.30 Errazuriz $12,000 0.30 Cambrault $11,000 0.30 Zlotkey $10,500 0.20
@(アットマーク)コマンドを使用しても、スクリプトを実行できます。
@SALES
@および@@コマンドを使用すると、STARTコマンドと同様に、スクリプト内のコマンドが表示され実行されます。SET ECHOでの指定は、STARTコマンドと同様に、@および@@コマンドでも有効です。
SQL*Plusでコマンドが入力される様子を表示する場合は、SET ECHO ONに設定します。ECHOシステム変数は、START、@および@@コマンドで実行されるスクリプト内のコマンドの表示を制御します。ECHO変数をOFFに設定すると、コマンドは表示されません。
START、@および@@では、スクリプト内の最後のSQLコマンドまたはPL/SQLブロックがバッファ内に残ります。
例5-7 スクリプトの実行
SALES.SQLに格納されているコマンドを取得して実行するには、次のように入力します。
START SALES
SQL*PlusではファイルSALES内のコマンドが実行され、コマンドの結果が画面に表示されます。その際、ファイル内のSQL*Plusコマンドに従って、問合せ結果の書式が次のように設定されます。